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» 2010年04月07日 08時46分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:景気回復を織り込みながらも高値警戒感もあってまちまちの展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10969.99▼3.56

<NASDAQ>2436.81△7.28

<為替:NY終値>93.79-93.85

景気回復を織り込みながらも高値警戒感もあってまちまちの展開

 欧州金融不安が再燃、経済指標の好転から長期金利の上昇が懸念され、高値警戒感もあって軟調な上値の重い始まりとなりました。それでも、商品市況などが比較的落ち着いていることや景気回復期待から底堅く、FOMC(公開市場委員会)議事録が発表される中でFRB(連邦準備理事会)が超低金利を継続すると見られたことから買い戻しも入り、ダウ平均は小幅安となりましたが、ナスダック指数は堅調となりました。世界的な景気回復期待が根強く、売り急ぐ動きはないようです。

 相場の過熱感や金融緩和の出口戦略が気になって利益確定売りも嵩んでいるようです。ただ、すぐにFF金利(フェデラルファンドレート=基準金利)を引き上げるような雰囲気にないこと、特に欧州での金融不安も燻っていることがかえって商品市況などの投機的な動きを抑制、景気回復を織り込みながら堅調な地合いが続いているということでしょう。今後もまだ金利や経済指標、個別に決算動向などに振らされるのでしょうが、底堅い堅調な展開が続くものと思います。

 個別には超低金利継続期待から銀行株が買われ、投資判断の引き上げのあったバンク・オブ・アメリカが堅調、JPモルガン・チェースなども総じて堅調となりました。投資判断の引き下げられたKBホームが売られ、ハイテク銘柄は景気回復を織り込む動きと目先的な過熱感が交錯、インテルやIBMや安く、マイクロソフトやヤフーが高いなどまちまちとなりました。原油価格も堅調でしたが、シェブロンが高く、エクソン・モービルが売られるなどまちまち、金価格は堅調でしたがパブリック・ゴールドやニューモント・マイニングは軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株が堅調、外国人も買い越し基調と言うことで買い先行となったのですが、寄り付きの買いが一巡すると買い一巡感や過熱感から利益確定売りに推されて軟調となりました。米国株高も前日の相場である程度織り込まれており、さすがに過熱感の強さから一旦、上値の重さが確認されると利益確定売りを急ぐことになるものと思います。円安一服となったこともハイテク銘柄など輸出株の利益確定売りを急がせることになり、指数の下押し要因となりました。

 米国市場も上値が重く、日本市場も円安が一服となったことや過熱感が強いことから上値の重い展開となりそうです。米国に連れて長期金利の上昇も見られ、デフレの中での金利上昇が嫌気される面もあるかもしれません。企業業績の回復は期待される中で利益確定売りを急ぐ動きは見られるかもしれませんが、一方で出遅れ銘柄を物色する動きも続くものと思われ、指数は底堅い展開となるのではないかと思います。機械株の一角やハイテク銘柄の一角の1月高値を抜けていないような銘柄には押し目買いも入るものと思われます。

 11200円水準での底堅さを確認する動きになりましたが、本日も引き続き11200円水準での底堅さを試すことになりそうです。上値も11300円を超えると利益確定売りが出るというような展開となるのではないかと思います。基調は強含みでここから大きく円高に振れるようなことが無ければ11000円前後、悪くても10800円水準での押し目を確認する場面はあっても、11500円、11800円と言う節目を試す動きとなって来るものと思います。

本日の注目点

◇3月外貨準備高

◇日銀総裁会見

◇ユーロ圏生産者物価指数

◇2月米消費者信用残高

◇海外決算:米モンサント

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