出遅れ銘柄の物色に注目
ベトナムで製鉄設備を建設すると発表。地元の低品位原料を使って高純度の鉄の塊を生産できる設備を設ける。近く事業化調査に乗り出し、早ければ2013年にも稼動させ、鋼材需要が伸びているベトナムの事業拡大を狙う。
専用の眼鏡をかけずに裸眼で3次元(3D)映像が見られる小型液晶ディスプレーを開発した。携帯電話や携帯型ゲーム機などへの搭載を見込み、自社製品に使うほか外部にも販売する。2010年度上期から量産を始める。
インドでタイヤ原料の製造に乗り出す。国営インド石油、台湾の合成ゴム大手と合弁会社を設立、2012年度には現在のインドの年間需要量に匹敵する原料を生産する計画。インドの自動車市場は急成長しており、日本メーカーも相次ぎ生産能力を増強している。今後の需要増を見越して成長市場を開拓する。
北米の小型建設機械事業をテコ入れする。土木工事現場の土砂の運搬に使う建機を新たに投入、品揃えを広げる。北米の建機需要はいわゆる「リーマン・ショック」と言われる金融危機以降、急減したが、回復局面に入ったと見て拡大策に転じる。2013年には北米の建機売上高を現在の2倍強に伸ばす狙い。
発光ダイオード(LED)照明用部材に参入する。照明のまぶしさを抑える光拡散フィルムを開発、現在主流のアクリル製乳白板に比べ明るさが約30%向上するほか、厚さも約7分の1になる。高機能材料の光拡散フィルムを新たな収益源に育成する。
中国事業を拡大する。今年度は現地合弁工場で駆動装置のせいさんを前年度比2.5倍に増やす。高速鉄道や地下鉄での受注を重ね、受注残高に占める中国の比率が3〜4割りに急増していることに対応する。今後もインフラ整備の拡大が見込め、販売、生産の両面で事業の強化を図る。
売り 950万株
買い 1480万株
(金額ベースは売り買い拮抗越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング