鉄道博物館についてはさまざまなメディアで紹介されているので、ここでは控えておく。行ってみないと分からないことをメモしておくと、鉄道模型ジオラマコーナーは解説付きのショータイム以外も列車が走っていて、閉館間際に行くとレール表面を磨く特殊な車両の活躍を見られる。3階のビューデッキと屋上のパノラマデッキは新幹線の線路に面していて、電車の通過予定時刻表が掲出されている。パノラマデッキには透明素材の柵があって、カメラを構えると電車の姿がゆがんでしまう……と思ったら、一部に鉄製の柵があって、そこから電車の写真が撮れた。柵の間隔が狭いから、一眼レフよりはコンパクトカメラの小さなレンズのほうが撮りやすそうだ。
このまままっすぐ帰ってもいいけれど、ニューシャトルで終点まで行ってみよう。鉄道博物館から内宿までは約24分。高いところを走るので見晴らしがよい。晴天で空気が澄んでいれば、富士山や秩父連山も望めるそうだ。手前は住宅街となっている。もっとも、都心の窮屈な町並みではなく、大きめな家、そして自然が残された場所も多い。訪れた日は冬の終わりだったのでやや殺風景だけれど、春は桜、秋は紅葉も楽しめそうだ。
もっとも鉄道ファンにとっては、真横を走る新幹線車両が楽しい。ニューシャトルの軌道は新幹線の高架の横で、駅に近づくと高度を下げる。ただし、いくつかの駅はほぼ新幹線と同じ高さにあって、ホームにたたずむだけで新幹線の通過を存分に眺められる。ちなみに、そんな駅の1つに「原市」があって、ここは「相方の言葉をなんでも拾って話をつないじゃう」という漫才のお笑いコンビ「ハライチ」の出身地だそうだ。
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