− | − | − |
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日経平均 | 10828.85円 | △13.82円 |
売買高 | 19億0259万株 | − |
日経平均先物 | 10770円 | △30円 |
売買代金 | 1兆3184億円 | − |
TOPIX | 952.13 | △0.16 |
値上がり銘柄 | 643銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 445.28 | ▼6.64 |
値下がり銘柄 | 896銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1260.20円 | ▼7.44円 |
変わらず | 140銘柄 | − |
騰落レシオ | 124.00% | ▼10.06% |
米国市場は軟調だが円安を受けて日本市場は底堅い堅調な展開
米国市場は欧州金融不安や金利上昇から軟調となりましたが、為替が大きく円安に振れたことから買い先行となりました。ただ、期末の持高調整の売り買いが中心の相場であり、寄り付きの買いが一巡したあとは積極的に買い上がる動きも売り急ぐ動きもなく、指数は小動きとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)は本日も買い越しと伝えられたことから、堅調だったのですが、方向感はなく円安の割には輸出株などにも目先的な過熱感からの利益確定売りや持高調整の売りが見られ、物色対象も絞り切れず小動きとなりました。
後場に入るといつものことながら動きはありませんでした。寄付きから売り先行となり、一時軟調となる場面もあったのですが、だからと言って売り急ぐわけでもなく、逆に買い戻しを急ぐでもなく、最後まで方向感のない展開となりました。同じ業種内でも高安まちまちとなるなど相変わらず持高調整の売り買いが中心で方向感を出すような動きは見られませんでした。先行きに対する懸念が強まっているわけでも、期待が高まっているわけでもなさそうです。
小型銘柄は目先筋の利益確定売りや持高調整の売りに押されて軟調となるものが多く、東証マザーズ指数は大幅安、日経ジャスダック平均も14日ぶりに軟調となりました。先物も目先手筋の売り買いが中心であり、方向感が出るような仕掛け的な売り買いもほとんどみられず、目先的な小掬い商いや持高調整の売り買いが中心で、指数を牽引することもありませんでした。
米国市場動向などへの反応も鈍くなっているようです。円安に振れた割にはハイテク銘柄や自動車株が「全面高」とならず、あくまでも持高調整の売り買いで株価が左右されているようです。業績の更なる悪化など業績面からは先行きに対する懸念はかなり薄れているのですが、目先的な過熱感に加え、金融不安や米国や中国など新興国での金融引き締め懸念などが頭にあり、目先的な需給悪化を懸念して利益確定売りも早めに出ているようです。決算期末を控えて、「売る人は売って、買う人は買った」と言うようなことなのかもしれません。
下値を切り上げるような格好ではあるのですが、上値の重い展開であり、高値圏でのもみ合いから徐々に「先詰まり」となっているような感じでもあります。RSIやストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、まだまだ上値の重い展開は続き、押し目を試す場面もあるのではないかと思います。
右肩上がりではあるのですが、上値の重い展開は続いています。RSIやストキャスティックスは高値圏にあり、過熱感も強く、1月高値を意識して上値の重さが意識され出すと調整となって来るのだと思います。少なくとも転換線までの押し目を確かめるような動きになって来るのではないかと思います。
引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。
引き続き持高調整の売りに押されるものが多い
2010年2月期連結営業利益が前期比11%増となり、2期ぶりに過去最高を更新したもようと新聞で報じられましたが、市場予想と変わらないことから特に材料視されることもなく持高調整の売りに押されて軟調となりました。
航空部品などに使う炭素繊維を値上げする方針と新聞で報じられ、収益改善を期待する買いが入り大幅高となりました。炭素繊維の需要増が値上げ要因だけに素直に好感されたものと思います。
昨日の引け後に2010年3月期の経常損益が従来の黒字予想から一転、大幅赤字となると下方修正し、嫌気する売りに押されました。ドバイに絡む損失が大きく、想定以上の損失となったことが要因となりました。外資系証券は投資判断を引き上げましたが特に材料視されませんでした。
インドネシアでのガス田開発・発電事業に参画すると昨日の引け後に発表。ガス田開発を通じたLNGの安定調達と海外事業拡大を好感した買いが入り堅調となりました。
2009年12月〜2010年2月期の連結営業損益が黒字に転換した公算が大きいと新聞で報じらられ、好感する買いが入り大幅高となりました。自動車向けの部品を中心に販売が回復したことなどが寄与したものと思われます。
新製品の経費がどの程度発生するのか不透明ということで、大手証券が2010年3月期以降の営業利益予想を減額修正、投資判断と目標株価も引き下げたことから、売られました。
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