コラム
» 2010年03月25日 08時00分 UPDATE

郷好文の“うふふ”マーケティング:恋愛マッチングの秘けつは“相性の科学”と“相手への深い理解” (1/3)

自宅に居ながらにして婚活ができる恋愛・マッチングWebサイト「match.com」。世界で1500万人、日本だけでも100万人の会員数を抱え、年間40万人の結婚をサポートしているという。そんなマッチングサイトで成功するにはどうすればいいのか。運営者に聞いてみた。

[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷 好文

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「cotobike


 あなたは恋愛の勝利者だろうか?

 あなたはAさんが好きだとしよう。あなた的には恋愛中である。やれやれと疲れた残業帰りの電車で、AさんのTwitterをチェック。「今、展示会準備中で〜す!」、クリエイターであるAさんの書き込みを読む。あなたは胸を踊らせて返信、「がんばれよ。車で迎えにゆくよ」。君のフォローにAさんは「しめた」とほほえんだ。「帰りの足確保」と。

 出迎えたあなたはハンドルを握る手に汗をかく。Aさんの笑みで心臓がドキドキする。だが天然キャラのAさんはこう言う、「彼女できた?」。あなたは心の中で「君こそ彼女なんだ」と絶句して、アクセルを急加速。しかし、「こうして点を稼げば、いつか振り向いてくれるさ」と、盲目の恋ゆえに心のブレーキがきかない――。

 細部やイニシャルは変えたものの、これは実話。なぜ、「アイしている」が「アッシーしてる」になってしまうのか? どうしたら男と女はマッチするのか? 結婚情報サービス企業に訪れてさまざまな恋愛の疑問をぶつけてみた。

マッチングが第一

 「自宅に居ながらにして婚活ができます」、マッチ・ドットコム ジャパン(match.com)社長の上園尊仁さんは言う。

 match.comは世界で1500万人、日本だけでも100万人の会員数を誇る、世界最大の恋愛・マッチングWebサイト。年間40万人(世界)ものマッチングをサポートしている。

ah_matido.jpg match.comトップページ
ah_DSC03108S.jpg マッチ・ドットコム ジャパン(match.com)社長の上園尊仁さん

 「たった今、14万人がアクセスしています」と上園さん。

 インタビューは平日14時過ぎである。この時間帯で14万人! 会員の職業は会社員だけでなく、看護婦さん、多忙を極める経営者、出会いが少ないジャーナリストやSE、時間があるリタイヤ組、就労時間が不規則なクリエイターなど多様。土日となれば30万人がアクセスし、紹介文を読み合い恋文を書く。

 登録会員の検索やプロフィール情報、婚活ヒントなどすべてオープン。だが相手へのアプローチは会員だけができる。そこが巧みだ。さらに25カ国でサービスするmatch.comだから、海外の人とのマッチングも可能。昔赴任して気に入った場所で海外マッチを探す、国内でもUターンやJターンで、都会と地方のマッチング探しもできるのも魅力だ。

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