コラム
» 2010年03月22日 08時00分 UPDATE

一石三鳥から四鳥を狙いに行くアクション (1/2)

うまくいく経営者やリーダーは1つのアクションで1つの効果を狙うという律儀なことはしないという筆者。3つも4つも効果があるようにアクションを考えていくのが普通だと話します。

[伊藤達夫,INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

著者プロフィール:伊藤達夫(いとう・たつお)

THOUGHT&INSIGHT株式会社代表取締役、東京大学文学部卒、認定エグゼクティブ・コーチ(JIPCC)。コンサルティング会社にて食品、飲料、化学品メーカーなどのマーケティング寄りのプロジェクト、官公庁などのプロジェクトに携わる。その後、JASDAQ上場の事業会社に移り、グループ戦略、事業戦略、業務改革などに携わる。結果的に最年少でのマーケティング部門、部門長となる。ブログ「ゆるーいコンサルタントな日々


 ある程度の決裁権限やら、予算を持ったことがある人しか分からないことかもしれないことを今日は書きます。

 うまくいく経営者やリーダーは基本的に1点張りは危険すぎるのでしません。まあ、リソースがなくて1点張りの場合もありますけどね。

 まあ、普通は2〜3点張りをします。ただ、見た感じ、1点に張っているように見せる場合もあります。そして、その1つの打ち手が3つも4つも効果をもたらすようなアクションをします。

 1つのアクションが1つのメリットに対応するとか、真面目に考えるのは従業員的な発想です。いくつか可能な未来を考えたら、そのどの未来になってもメリットがあるように動く。

 一石二鳥どころか、三鳥、四鳥を狙いに行くのです。それくらい真剣に効果を考えます。当たり前ですね、資源は限られていますから。限られているからこそ、大事に使う。その「大事に」の考え方が、メリットを最大にという形で現れるのです。

 可能な世界は常に無限にあるんです。でも、無限だとしんどい。

 自分にとって都合がいい未来をいくつか想定する。まあ、長期のビジョンがあれば、その世界になるのが必然と考えて、そのプロセスは何通りかあると考える。

 そのいくつかの未来のどれが生じても、何通りかのプロセスのどれを通ることになっても、メリットがあるようにアクションを打つ。

 また、複数事業を持っている場合、「1つのアクションが両方の事業にメリットがあるように持っていけないか?」を考える。

 囲碁で言えば、「いくつかの戦場のすべてに巧手になるような」みたいな。そんな打ち手を考えるし、そうなるように持って行くアクションを取れればとる。

 悪く言えば、良い経営者やリーダーは自分の行動の費用対効果にがめついのです。

 私も独立以降、自分のアクションに対して、本当にそういうことを真剣に考えるようになりました。「このアクションが最大の効果になるためには……」とすごーく考えます。かっこ悪く言うと、「どっちに転んでもメリットがあるように」ということです。

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