さらにトリンプ・インターナショナル・ジャパンが素敵だなと思う点は、コーポレートサイトにある。そこには「ユニークブラジャー」というコーナーがあり、定期的にそこでPR情報を発信している。その内容が中々、遊び心にあふれていて素敵なのだ。
例えば今年は絶対選挙に行こう!! トリンプ『投票率UP!ブラ』〜投票率アップでバストもボリュームUP!?〜バストも国民の関心もググッと“寄せ上げる”、選挙盛り上げブラ登場!!」「世相を反映させたユニークなブラジャーシリーズ 最新作トリンプ『裁判員制度ブラ』〜正義と平等の心であなたも裁判員〜」「世相を反映させたユニークなブラジャーシリーズ最新作。トリンプ『太陽光発電ブラ』〜地球にやさしく、人にもやさしく〜トリンプ『No! レジ袋ブラ』、トリンプ『マイ箸ブラ』に続き、環境問題への関心を喚起」。
バカなアイデアで作ってみせて、定期的に社会とコンタクトしていく。「下着」と「世相」という、とんでもなくへだたりのありそうな分野を、無理矢理にでもひっつけて社会とコネクトしている企業姿勢に感服である。
女性下着を女性のモノだけにしない。女性のマーケットだけをにらむのではなく、「男」や「世相・社会」という視点を取り入れ拡大し続けるトリンプ。その思い切りの良さと柔軟性には、この不況を乗り切るヒントがある。
最後に、トリンプのWebサイトに掲載されている「インナーウェア川柳」の2009年度入賞作品で気になったのを転載させていただく。
給付金 夫の分で ブラ新調
ブラよりも 安いスーツで 父出勤
結局、男は女性のSEXYな罠に翻弄され続けていくのだ。(中村修治)
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