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そんじゃー“日本二のニート”になるっ！　ちきりんのシナリオ：ちきりん×phaの「そんじゃーダラダラと」（3）（2/3 ページ）

» 2010年03月08日 08時00分公開

[土肥義則，Business Media 誠]

ちきりん　また誰かがリーダーシップを発揮している点も似ているんです。でも大きな違いとして、彼らはインターネットのない時代に活動していました。大学などではインターネットがあったかもしれませんが、少なくともネットを使わずにコミュニティを作ったりしてきました。

　インターネットがない時代でもphaさんらとよく似たことをしているので、必ずしもインターネットがなくても、そういう生き方って成り立つのかなと思ったのです。ただphaさんらはネットという共通プラットフォームの上に成り立っている。だめ連の場合はやや左的思想でつながっている感じがしますね。

　だめ連のリーダーは早稲田出身者で、どちらかというとジャーナリズム指向の傾向があるのかも。リーダーの方は先日までインドにいらっしゃったようです。いまでも食べていけているようなので、彼らのような生き方でも「やっていけるんだなあ」と思いました。

pha　だめ連がいま活動を始めたとしたら、やはりインターネットをもっと多用しているんじゃないでしょうか。インターネットのおかげで昔と違って今は、人とつながることが簡単になったと思いますね。インターネットがなかったころは誰かの家やどこかの酒場に集まったり、一緒に生活をしたりすることで交流していた。でもいまでは、そこにインターネットという場が加わったことで、より人とつながりやすくなっていますね。

ちきりん　だめ連が活躍していたのは1990年代でしょ。それから20年ほどがたち、再びphaさんのような生き方が注目されてきている。テレビに出演したり、講演で話されたり。20年前のブームはやや左的な思想がウケていましたが、いまはインターネット。そしてまた20年後には違った共通プラットフォームのもとにブームが来るかもしれませんね。

pha　そうなるでしょうね。