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» 2010年03月04日 15時56分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:手掛かり難の中、買い気に乏しく大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10145.72円 ▼107.42円
売買高 17億2080万株
日経平均先物 10140円 ▼90円
売買代金 1兆1883億円
TOPIX 897.64 ▼8.01
値上がり銘柄 334銘柄
東証マザーズ指数 412.57 ▼0.16
値下がり銘柄 1211銘柄
日経ジャスダック平均 1217.15円 ▼1.13円
変わらず 119銘柄
騰落レシオ 91.71% △0.21%

日経平均

手掛かり難の中、買い気に乏しく大幅下落

 米国市場は底堅さも見られ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、円高に振れたのですが底堅い始まりとなりました。昨日の引け値を挟んで狭い範囲でのもみ合いが続き、いつもの事ながら、方向感のない展開となりました。商品市況が堅調なことから非鉄株などが高く、円高を嫌気してハイテク銘柄や自動車株など輸出関連銘柄が売られても指数は底堅さが見られ方向感なく前場の取引を終了しました。

 後場に入ると一段安となりました。寄付きから前場の安値を下回って始まると、何が変わったわけでもないのですが、ここ一週間のもみ合いの上値の重さを確認したということで、今度は下値を試すように買い気に乏しい中で指数は軟調となりました。さすがに特に材料がないなかでは下値の節目と見られる10100円台半ばの水準で下げ渋る場面もあったのですが、売れるものは売っておこうというような手仕舞い売りも嵩んで前場堅調となっていた非鉄株や商社株なども軟調となり、指数も大幅安となりました。

 小型銘柄も見切り売りや戻り売りに押されて軟調となるものが多く、東証マザーズ指数は軟調となりました。日経ジャスダック平均は底堅さも見られましたが、買い気には乏しく小幅安となりました。先物もまとまった売り買いがそれほど多かったわけではないのですが、散発的なまとまった売りに押されて指数が下落となる場面も見られ、指数の上値を押さえ、下押す要因となった面もあると思います。

 まだまだもみ合いの中での動きが続いていますが、手仕舞い売り、持高調整の売りが出始めたのかもしれません。3月決算期と言うことや明日は米国での主要な経済指標の発表を控えた週末ということでもあり、まだまだ持高調整の売りが続く可能性もありそうです。ただ、業績の悪化などを嫌気して売られるわけではなく、一旦手仕舞うということだと思われるので、持高調整が終われば売られ過ぎの修正などもあるものと思います。日経平均は下値を試す動きとなるのかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線に押されて上値が重く、日々線が雲の中で基準線にサポートされるように底堅くなっています。RSIもストキャスティックスも方向感はなく、遅行線が日々線に絡みながら波乱含みとなるか、日々線が雲のサポートを確認するように一旦下値を探る動きとなるものと思います。週末、週初の動きで方向が決まりそうです。

TOPIX

NYダウ

 基準線に絡みながらの動きとなっています。基準線はおこからは大きな動きはなく、底堅さも見られるかもしれません。ただ、遅行線が日々線に上値を押さえられており、日々線に押されながら下値を試し、戻りを試すようなもう少し大きな範囲でのもみ合いとなるかもしれません。

円相場

NYダウ

 引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。

銘柄ピックアップ

円高などの要因で自動車株が軟調

エルピーダ(6665) 1642 △23

 米半導体メーカーの携帯情報端末用メモリー事業を買収すると新聞で報じられ、収益拡大期待から買われて堅調となりました。

三菱自(7211) 118 ▼14

 仏大手自動車会社と交渉してきた資本提携を見送ると発表され、経営再建計画の先行きを不安視した売りがかさんで大幅下落となりました。

住友鉱(5713) 1327 △10

 海外市場で銅価格や金価格が堅調に推移、業績寄与を期待する買いが入り、堅調となりました。金価格が復調していることを素直に好感する動きとなったものと思います。

昭電工(4004) 187 △1

 昼の時間帯に半導体や液晶パネルの製造工程でフォトレジストの洗浄や溶媒として使われる高純度シクロヘキサノンの生産設備を中国の子会社に設置、2010年8月から量産を始めると発表。業績への影響は特に示されていないのですが好感する買いが入り堅調となりました。

商船三井(9104) 582 ▼4 、 郵 船(9101) 327 △2

 バルチック海運指数が底入れから反転となって来たことから、収益回復=上振れ期待が高まり、買戻しも交えて一時大幅高となりました。ただ、後場に入ってからは目先筋の手仕舞い売りや見切売りが嵩み、日本郵船は上げ幅縮小、商船三井は軟調となりました。

日 水(1332) 253 ▼4

 2010年3月期の連結営業利益が従来予想を下回りそうだと新聞で報じられたことから、売りが嵩み軟調となりました。前期比では2.2倍の増益だが国内水産事業の不振で予想を下回るとしていました。チリ大地震を受けてチリでの漁業や養殖事業への影響を懸念する向きも多いようです。

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