2009年、ホテルの宿泊料が世界全体で14%下落

» 2010年03月02日 17時04分 公開
[Business Media 誠]

 ホテルの予約などを行うHotels.com(ホテルズドットコム)は3月2日、主要都市にあるホテルの宿泊料金を発表した。この調査結果によると、2009年のホテル宿泊料金の平均価格は2008年に比べ14%下落し、調査を開始した2004年当時よりも値下がりしていることが分かった。地域別に見てみると、欧州は前年比13%減、米国は同14%減、アジアは同16%減、中南米は同21%減と、各地域とも大幅に減少していることが明らかに。しかし2009年1月〜9月までは値下がりが目立ったが、年末に向かうにつれて一服感がうかがえた。

 日本人旅行者が最も高い宿泊料金を支払った都市はどこだろうか。最も高かったのは「ニューヨーク」で、一泊当たりの平均金額は2万1851円だった。次いで「パリ」(1万9990円)、「ローマ」(1万9131円)、「ミラノ」(1万7742円)、「ワシントン」(1万7556円)という結果に。

 国内では「京都」(1万6626円)が最も高く、世界の主要都市の中でも8番目に高かった。

 今回の調査結果を受け、Hotels.comワールドワイドのデイビッド・ロシェ社長は「世界全体の宿泊料金は、すでに下落が始まっていた2008年の数字からさらに14%下回り、2003年以降、見られなかった料金レベルに戻っている。2009年第4四半期に欧州と米国でホテル宿泊料金が回復に向かったが、大幅な割安感は今しばらく続きそうだ」としている。

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