− | − | − |
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日経平均 | 10221.84円 | △49.78円 |
売買高 | 14億7512万株 | − |
日経平均先物 | 10230円 | △60円 |
売買代金 | 1兆0269億円 | − |
TOPIX | 902.71 | △3.78 |
値上がり銘柄 | 943銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 414.50 | ▼1.47 |
値下がり銘柄 | 546銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1221.23円 | △8.27円 |
変わらず | 189銘柄 | − |
騰落レシオ | 85.85% | △4.37% |
米国ハイテク銘柄高を受けて買い先行で始まるも上値の重い方向感のない展開
週明けの米国市場はM&A(企業の合併・買収)に絡む話題や半導体売上が好調としてハイテク銘柄が高く堅調となったことから日本市場でもハイテク銘柄を中心に買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も小幅ながらも買い越しと伝えられて堅調な展開が期待されましたが、寄り付きの買いが一巡した後は、米国株高を既に昨日の堅調な相場で織り込んでいたかのように上値の重い展開となり、前場の引け際には見切売りも嵩んで小幅安の引けとなりました。
後場も引き続き軟調な始まりとなり、下値を探るような動きとなったのですが、下値の節目と見られる10100円台半ばでは下げ止まり底堅さが確認されると目先筋の買戻しもあって再び前場の高値を窺うような動きとなりました。ただ、逆に10200円を超えるところからは買い上がる動きはなく、上値の重さが確認されると見切売りも嵩むという状況で方向感のない展開となりました。好決算や見通しに反応する動きも見られたのですが、最後まで買い切るような腰の据わった買いは見られず、下にも上にも行き難い展開となりました。
小型銘柄も早めの利益確定売りが多く、まちまちとなり、方向感の見えない展開となりました。東証マザーズ指数は軟調、日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物もまたmった売り買いが見られる場面も長続きせず、一旦、方向感が出るかのように見える場面もあったのですが、すぐに反対売買が出て上値を押さえ、下値を支えるような状況で指数を方向付けるような動きにはなりませんでした。
先週の水曜日から同じような水準、日経平均の10100円から200円台半ばまでの動きとなって、狭い範囲で方向感のない展開となっています。いつまでも続くわけではないのですが、一旦動き出ると今度はこの10100円台から200円台半ばの水準が節目となり、上に放れれば10500円から600円を目指し、この水準が押し目の目処となるのでしょうし、下に放れると目先的には9800円から900円、下手をすると9500円から600円くらいまで下がり、現在の水準が上値の目処となってしまいそうです。いずれにしても企業業績や国内の経済指標ではなく、為替や海外市場の動向に振らされることになりそうです。
基準線を抜けたものの引き続き狭い範囲での動きとなっています。先週の大きな陰線の中での動きであり、この陰線の高値(10200円台半ば)を抜けるか、安値(10100円水準)を割り込むかで方向が決まりそうです。RSIもストキャスティックスも方向感はなく、移動平均線も10100円台にあり、遅行線が日々線に絡む日柄あたりで動きが出てくるのではないかと思います。
RSIはまだ上昇しているようにも見られ、ストキャスティックスも下げ足りなかったのですが、上昇に転じており、堅調な地合いが続きそうです。ただ、ここから上の水準は基準線に上値を押さえられ、遅行線も日々線に上値を押さえられて来ると思われ、戻りも限定的となるかもしれません。
引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。
ハイテク銘柄に堅調なものが多く指数を下支え
液晶フォトマスクなどの電子部品の収益改善が進み2010年3月営業利益から上振れするのではないかとの見方から国内証券が投資判断を最上位で開始、世界半導体売り上げが順調に伸びていると報じられたこともあり、堅調となりました。
新型ポータブルゲーム機の部品の量産、出荷が開始されると予想され、業績回復も進んでいることから外資系証券が投資判断を引き上げ好感する買いが入り大幅高となりました。
昨日の引け後に2011年1月期の連結最終損益が前期の赤字から黒字に転換する見通しと発表、素直に好感する買いが入り、利益確定売りをこなして大幅高となりました。
政府がブラジルが入札を予定している高速鉄道について、日本勢の受注を後押しする検討に入ったと新聞で報じられ、その中心となる企業の一つして評価されて買われ、堅調となりました。
米ナスダック上場の医薬品メーカーにTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表。敵対的買収になることから不透明感や資金コストの問題などが懸念されて売り優勢となりました。
外国為替市場で英ポンドが大きく下落したことが嫌気されて売られ、軟調となりました。傘下に英企業を持ち、欧州での売上比率が高いことから、ユーロ安などと並んで収益悪化が懸念されたものと思います。
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