Google、世界ブランドランキングでCoca-Cola抜く

» 2010年02月18日 16時14分 公開
[ITmedia]

 Googleのブランド価値がCoca-Colaを追い抜いたことが、ブランドコンサルティング会社の最新の調査で示された。

 Brand Financeが2月17日に発表した2010年版「世界で最も価値あるブランドランキング」によると、1位は前年と変わらずスーパーマーケットチェーンのWal-Martで、それにGoogle、Coca-Cola、IBM、Microsoftが続く。Googleは前年の5位から2位へと順位を上げ、Coca-Cola、IBM、Microsoftは1つずつ順位を下げた。

 このほかIT関連では、携帯キャリアのVodafoneが7位、Hewlett-Packardが9位に入っている。Appleが前年の27位から19位へ、Amazon.comが79位から41位へと大きく順位を上げ、逆にNokiaは13位から20位、ソニーは34位から51位、任天堂は55位から119位に転落した。また、スマートフォンのBlackBerryが初めてランクインしており、順位は203位となっている。

 このランキングは、世界の大手企業500社を対象に、各企業の長所やリスク、将来の可能性、業績などを評価したものだ。全体では、500社のブランド価値の合計は前年から26%増加して2兆8730億ドルとなった。不況の中で、Wal-Mart、Coca-Cola、スーパーマーケットのTescoなど手ごろな価格の商品を提供するブランドが好調で、高級ブランドの多くはブランド価値が低下した。

2010年世界で最も価値あるブランドランキング(上位10社)
2010年順位 2009年順位 社名 2010年ブランド価値(単位:百万ドル)
1 1 Walmart 米国 41,365
2 5 Google 米国 36,191
3 2 Coca-Cola 米国 34,844
4 3 IBM 米国 33,706
5 4 Microsoft 米国 33,604
6 6 GE 米国 31,909
7 8 Vodafone 英国 28,995
8 7 HSBC 英国 28,472
9 9 Hewlett-Packard 米国 27,383
10 10 トヨタ 日本 27,319

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