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» 2010年02月18日 15時57分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:大幅高の後で手詰まり感が強く上値の重い展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10335.69円 △28.86円
売買高 16億5804万株
日経平均先物 10330円 △40円
売買代金 1兆1099億円
TOPIX 904.73 △0.10
値上がり銘柄 789銘柄
東証マザーズ指数 395.75 △2.99
値下がり銘柄 735銘柄
日経ジャスダック平均 1200.32円 △1.18円
変わらず 153銘柄
騰落レシオ 78.41% △2.75%

日経平均

大幅高の後で手詰まり感が強く上値の重い展開

 米国市場は堅調とはなったものの上値の重い展開となり、為替も円安となったのですが、ユーロは売られ(円高)、買い先行で始まったものの上値も限定的となりました。昨日の大幅高の反動もあって上値が重く、上値の重さが見られると利益確定売りや戻り売りも嵩んでますます上値が重くなるという状況でした。売られすぎたものや底堅いものは買戻しが入るのですが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、上値の重い展開が続きました。

 後場は一段と方向感のない展開となりました。昼の時間帯に為替は若干円高方向に振れたのですが、特に円安を好感して買われていたわけでもないことから材料視されず、指数は小動きとなりました。医薬品株や食品株などのディフェンシブ銘柄の一角は堅調なのですが昨日の大幅上昇の継続もみられず、一部、手仕舞い売りを急ぐ動きは見られるのですが下値を売り叩くわけでもなく、出遅れ感が強い銘柄に買いは入るものの積極的に買い上がる動きはなく、業種別で見ても昨日安かったものが買われ、高かったものが売られているようなまちまちの展開が最後まで続き、結局、。堅調ではあるものの上値の重さを改めて見直す動きとなりました。

 小型銘柄も大きな動きにはなりませんでした。幕間つなぎとして値動きの良さが好感されて買われるものも見られ、東証マザーズ指数は堅調、日経ジャスダック平均は横ばいとなりました。先物も散発的にまとまった売り買いも見られましたが追随する動きは見られず、目先筋中心と見られ方向感のない展開が続きました。為替が動いても仕掛け的な動きもなく、最後まで方向感を出すようなこともありませんでした。

 昨日も大幅高となった割には売買高が少なく盛り上がりにかけていましたが、大幅高の反動安もなく、本日は売買高ばかりではなく値動きも非常に小さく市場参加者の少なさを示していました。季節的な要因もあるのでしょうが、株式市場への新しい参加者がどんどん増えるということでもなく、何か方向感を示すような手掛かりが欲しいということなのでしょう。ただ、業績の回復がしっかりと示されている銘柄も多く、底堅さが見られる銘柄や季節要因などで売られた銘柄は業績回復を織り込む場面も見られるものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 基準線や雲の上限という節目までは上値余地もあったのですが、意識するような水準までも戻らずに上値の重い展開となりました。それでもRSIやストキャスティックスは上昇を続けており、上昇余地も大きく、基準線や雲の上限を目指すような動きは続くのではないかと思います。遅行線が日々線に絡むところから再度調整となるものと思います。

TOPIX

NYダウ

 雲の中での動きには変わりありません。基準線や雲の上限に上値を押さえられるには余裕があり、転換線のサポートを確認するまで押していないという何とも中途半端な位置にありますが、RSIやストキャスティックスは上昇を続け、上値余地も大きく、強含みの展開は続くものと思います。利益確定売りをこなしながら基準線や雲の上限での抵抗帯を確認するような動きになって来るものと思います。

円相場

NYダウ

 引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。

銘柄ピックアップ

目先の強弱感が対立、まちまちの展開

コマツ(6301) 1840 △10

 新聞で同社幹部の話として2010年1−3月期の連結営業利益が2009年10−12月期に比べて2倍強に増えると報じられたことから、業績上振れ期待から買われて堅調となりました。

住友鉱(5713) 1298 ▼11

 国際通貨基金(IMF)が保有する金を近日中に市場で売却すると発表、ニューヨークの時間外取引で金先物相場が下落したことが嫌気され、利益確定売りを急ぐ動きもあって軟調となりました。

シャープ(6753) 1077 ▼20

 買戻し一巡感からハイテク銘柄などに利益確定売りが嵩むなかで、外資系証券の投資判断の引き下げが伝えられ軟調となりました。ただ、業績面での不安も少ないことから底堅さも見られました。

板硝子(5202) 239 △4

 出遅れ銘柄を幕間つなぎ的に物色する流れの中で、自動車用ガラスの順調な収益改善などから国内証券が投資判断を引き上げたことが好感されて買われ、一時大幅高となりましたが利益確定売り、戻り売りも多く上値も限定的となりました。

鬼怒ゴム(5196) 295 △23

 特に材料があったわけではないのですが、市場全体に手詰まり感の強い中で幕間つなぎの材料銘柄として値動きの良さが注目されて買われ、大幅高となりました。信用取引の売りが嵩んでいたことで、買戻しを急ぐ動きもあったものと思います。

タカキュー(8166) 176 ▼13

 昨日の午後の取引時間中に2010年2月期の業績が上振れしそうだと発表、併せて期末配当の増配も発表したことから買われて大幅高となった反動から一転、大幅下落となりました。寄り付きは堅調な始まりでしたが利益確定売りが嵩むと売り急ぐ動きもあって下げ幅拡大となりました。

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