海のチカラで体も心も癒やされる――タラソテラピーを体験してみた郷好文の“うふふ”マーケティング(2/3 ページ)

» 2010年02月18日 08時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

午前の至福

 ロッカーで海パンに着替えて、アクアトニックへ。

 パッシブの一行が向かったアクアトニックは、座浴や歩行浴、ジェットマッサージ、バブルバス、フィットネスプールなどがある、海水で満たされた癒やしと健康の施設。

アクアトニック

 まずはセラピストFさんの案内で座浴へ。水につかるとジェット水流がほんわ〜り腰と背中に当たり、「おぉっ」と思わず声が出る。自分の背中が「ありがとう」と言っている気がした。奥にあるシステムジェットは“ドドド”の強めマッサージ。首スジが「生き返ったぁ」と息をついた。

 そして、円形の気泡バスにみんなで入る。バブルの刺激がうれしい。しかし10人ほどのオトコたちが、泡風呂で肌を寄せ合って、ぐるりと囲む様子はハタから見るとヤバいかも(笑)。しかも、気泡の力が強く、体も浮くので、嫌でも肌と肌がすれ合うのだ。バブルバスは屋外にもあり、勝浦の海を眺める絶景。冬の冷んやりとした海風もまた清々しい。

 屋内に戻ると、ふくらはぎから背中、肩までのバックマッサージ。ツアーガイドはここで終わりだが、そのころには私は至福に包まれていた。それからカフェで、自然の食材を生かしたオードブル、スープ、主菜のカジキマグロをいただく。うまい。ハーブティでゆったり脱力だ。

 カフェで1つ気になったことがあった。男性が1人、慣れない手つきで給仕をしていた。片付けや水を配る姿が、どう見てもボーイっぽくない。これは後で「ハハン」とした。

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