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» 2010年02月16日 08時00分 UPDATE

それゆけ! カナモリさん:DVD100円自動レンタル機登場! 変わるレンタルビジネスの生態系 (1/3)

不況の波は、映像ソフトレンタル業界も襲っている。だがピンチはチャンスでもある。TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、より筋肉質なシステム作りへとかじを切り始めたのだ。

[金森努,GLOBIS.JP]

それゆけ! カナモリさんとは?

グロービスで受講生に愛のムチをふるうマーケティング講師、金森努氏が森羅万象を切るコラム。街歩きや膨大な数の雑誌、書籍などから発掘したニュースを、経営理論と豊富な引き出しでひも解き、人情と感性で味付けする。そんな“金森ワールド”をご堪能下さい。

※本記事は、GLOBIS.JPにおいて、2009年2月12日に掲載されたものです。金森氏の最新の記事はGLOBIS.JPで読むことができます。


ah_famima.jpg Creative commons.Photo by Rafiq Mirza

 事務所向かいのファミリーマートにTSUTAYAのDVD自動レンタル機が設置された。映画を見ているヒマなどない。だけど、ものすごく気になる。その仕組みがよくできているのだ。

 TSUTAYA BOXと言うらしい。

 地域によって設定が若干違うが、関東地区は新作すら100円。昨今、飲料すら立地の悪い激安自販機でもなければワンコインで買えないというのに、便利なコンビニ店内に設置されてたったの100円で新作DVDが見られるのだ。レンタル時間は12時間。どんなに長くてもほとんどの作品は3時間未満。ふらっと借りてしまう勢いだ。

 クレジットカードでの支払い。文字通り、その場で「ふらっと」借りることもできるようだが、PCかケータイでネット予約しておけば、見たい作品が予約から4時間は確保できるという。モニターで収納されているタイトルも確認できる。約1000枚、500作品が内蔵されているというから、新作・旧作てんこ盛りの品揃えである。

 このビジネスモデルは、ものすごくよくできている。

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