富士山が見える最も遠い街は?

» 2010年02月09日 17時53分 公開
[Business Media 誠]

 標高3776メートルの富士山は、どの街から見ることができるのだろうか。ウェザーニューズの調査によると、富士山が最も遠くから見えた最東端の街は栃木県大田原市(209km)、最北端は栃木県さくら市(184km)、最南端は東京都利島村(105km)、愛知県田原市(154km)であることが分かった。調査は富士山が見えた場所を写真に収めてもらい、それを集計した。期間は2009年12月。

(出典:ウェザーニューズ)

 このほか写真はなかったものの、茨城県久慈郡(215km)、新潟県妙高市(190km)、和歌山県妙法山(322km)での確認情報もあり、「来シーズンでの記録更新が期待される結果となった」(ウェザーニューズ)としている。

 昔と比べ、富士山が見える日数に変化はあるのだろうか。富士山の見える日数が「減ったと思う」と答えた人は30%、一方「増えたと思う」はわずか6%。「冬の期間中、関東や東海エリアで富士山がよく見える日は、冬型の気圧配置となる、雲が少ない冬晴れのとき。しかしここ数年は、関東の南を低気圧が通過し、冬型の気圧配置が長く続かないことが多く、快晴となる天気が減少していることが富士山の見える回数の減少につながるひとつの要因と考えられる。また冬型の気圧配置が続かないことは、寒気の力が弱いため、暖冬傾向の影響も考えられる」(ウェザーニューズ)という。

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