健康を保つ上で大切な働きをする成分とみられているポリフェノール。どんな飲食物からとっている割合が高いのだろうか。
お茶の水女子大学の近藤和夫教授とネスレの調査「日本におけるポリフェノール摂取量とコーヒー摂取に関する検討」によると、夫と高校生以下の子どもを持つ主婦のポリフェノールの摂食源を調べたところ、トップは「コーヒー」で47%を占めていることが分かった。以下、「緑茶」(16%)、「チョコレート」(4%)、「赤ワイン」(2%)、「ココア」(0.2%)が続いた。
「100ミリリットル中のポリフェノール量は赤ワインが230ミリグラム、緑茶が115ミリグラムに対して、コーヒーは200ミリグラム」(ネスレ)と、コーヒーのポリフェノール含有率が比較的高く、かつ手軽に飲めることが影響しているようだ。
平均総ポリフェノール摂取量を見ると、コーヒー摂取量の多い主婦(1日3杯以上)だと1日当たり1200ミリグラム。標準の主婦だと1日当たり840ミリグラムという結果になった。
日記帳による調査で、対象は夫と高校生以下の子どもを持つ主婦109人(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住)。調査期間は2009年11月2日から9日。
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