− | − | − |
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日経平均 | 10057.09円 | ▼298.89円 |
売買高 | 22億9340万株 | − |
日経平均先物 | 10060円 | ▼290円 |
売買代金 | 1兆7508億円 | − |
TOPIX | 891.78 | ▼19.31 |
値上がり銘柄 | 131銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 397.60 | ▼9.66 |
値下がり銘柄 | 1506銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1197.07円 | ▼8.39円 |
変わらず | 42銘柄 | − |
騰落レシオ | 85.19% | ▼7.57% |
信用収縮=リスク資産からの逃避の動きで大幅下落
米国市場が欧州での金融不安や金融引き締め懸念から大きな下落となったことや円高となったことを受けて売り先行となりました。先物を筆頭に軒並み売り気配から始まるなどほぼ全面安の始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が金額ベースでは買い越しながらも株数ベースでは売り越しと伝えられたこともあり、寄付きの売りが一巡した後も売り急ぐ場面も見られ大幅下落となりました。さすがに節目と見られる10000円を意識するようなところでは下げ渋りましたが、戻りも鈍く大幅安水準で小動きとなりました。
後場に入ると若干戻り歩調となる場面もありましたが戻りを試す場面では週末ということもあって戻り売りや見切売りも多く、指数の上値を押さえ、方向感のない展開となりました。業績上方修正となった銘柄などを個別に物色する動きは見られるものの、最後まで買い切れず、指数を押し上げるところまでは買われるものもありませんでした。業種別にどこが売られるというよりはほぼ全面安の中で個別に決算動向などに反応して買われるものが散見され、円高メリット銘柄が比較的そこ堅く堅調、商品市況が軟調となったことや円高を嫌気して売られるものが下げがきつい、という状況でした。結局米国雇用統計の発表を控えていることもあり、最後まで方向感のない展開となりました。
小型銘柄も見切売りに押されるものが多くなりました。主力銘柄に比べると底堅いといえますが、東証マザーズ指数は大幅下落、日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いも比較的少なく、指数を動かすような場面はあまりありませんでした。ヘッジ売りを急ぐような場面もほとんどなく、目先筋が中心となっていたものと思います。
大幅下落とはなりましたが、かろうじて日経平均は10000円を割り込みませんでした。まだ以前から述べているように昨年8月のもみ合い水準と同じような動きとみてもいいのでしょうが、ますます戻りも鈍くなってしまうかもしれません。ただ、業績面では米国も日本も回復が顕著であり、売り急がなければならない銘柄も比較的少ないのではないかと思います。世界的な金融引き締め=出口戦略の中でリスクからの逃避の動きもまだ続くのでしょうが、業績面の下支えがあることで、指数の下値もある程度限られて来るのではないかと思います。
転換線に上値を押さえられるように一気に雲のサポートを確認するような調整となりました。ストキャスティックスは底値圏からの上昇を示唆していたのですが、RSIは下げ足りず、もう一度下値を確認するような動きとなりました。急落の中でも雲にしっかりと支えられたことで、雲の上昇に合わせの急反発も期待されます。まだRSIが底値圏とは言え下落余地もあることから、一旦、雲の下限でのサポートを確認し、雲の中での動きとなる可能性もありそうで、来週初の動きで方向が決まりそうです。
雲を意識するところで下げ止まりました。遅行線も雲にサポートされる格好となりました。ストキャスティックスは底値圏からの戻りを試す動きとなっていたのですが、RSIはまだ下値余地があるなかで下落が続いており、一旦は雲のサポートを確認するように網一段下落となる場面もあるのかもしれません。
順調に戻っていたのですが、基準線に上値を押さえられるような形で大幅下落となりました。雲の上限ではサポートできず、下限まで下落となりましたが、RSIもストキャスティックスも上昇余地があり、戻りを試す動きは続きそうです。雲の上限水準まであっさりと戻るかどうかが注目され、あっさりと戻れば雲にサポートされるように強含みの展開となるのでしょうし、抜け切れないと上値の重さを嫌気するように売り直されてしまいそうです。
ほぼ全面安の中で好決算銘柄に堅調なものが見られる
昨日の引け後に2010年3月期連結業績の上方修正を発表、売り先行となったものの、業績改善を好感した買いが入り大幅高となりました。子会社再編や事業構造改革の推進などを評価して大手国内証券が投資判断を引き上げたことも買戻しを急がせる動きとなったものと思います。
指数が大幅下落となる中で昨年来高値を更新して堅調となりました。後場の取引時間中に2010年3月期の連結最終損益が従来予想を上回る見通しと発表。業績拡大を好感する買いが入り堅調となりました。
海外市場や為替の影響を受け難いことに加え、昨日の引け後に2009年4−12月期連結決算を発表、「エコポイント効果」などで純利益が大幅増となり、好感する買いが入りました。大手国内証券が投資判断と引き上げたことも株価を押し上げる要因となりました。
海外市場で原油や金などの商品市況が軟調となったことや世界的な信用収縮=リスク資産からの逃避の動きもあって売りが嵩み大幅安となりました。
欧州での金融不安が根強くユーロ相場が下落(円高)したことから業績への影響が懸念されて売り急ぐ展開となり、大幅下落となりました。ユーロの影響が大きな銘柄として見切売りも出たものと思います。
昨日の引け後に2009年12月決算を発表、最終損益が従来の赤字予想から一転黒字を確保したとされたのですが、地合いの悪さもあり、また既に回復の兆しは予想されていただけに買いも限定的となり上値の重い展開となりました。
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