「テレビでインターネット」普及の現状

» 2010年02月04日 12時28分 公開
[Business Media 誠]

 自宅のテレビでインターネットを見ている人はどのくらいいるのだろうか。自宅のテレビでインターネットの「視聴ができる」と答えた人は32.0%であることが、アイシェアの調査で分かった。このうち、自宅のテレビから映画をダウンロードしたことが「ある」という人は20.1%。一方「ない」人は79.9%にも達し「テレビ画面からの映画ダウンロード視聴はまだ浸透していないようだ」(アイシェア)。ちなみに有料版の映画をダウンロードしたことが「ある」という人は、わずか2.4%だった。

(出典:アイシェア)

 自宅のテレビから、映画のダウンロード購入と視聴が可能な環境があれば視聴してみたいという人はどのくらいいるのだろうか。利用経験のない人に聞いたところ、「視聴してみたい」と答えた人は39.6%。男女別で見てみると、男性(35.0%)よりも女性(44.8%)に利用意向者が多かった。一方「視聴したくない」は60.4%だった。

 視聴してみたいという人に、その理由を聞いたところ「レンタルに行く手間が省けて便利」「好きな映画を好きなときに見れるから」「無料なら見てみたい」といった声が目立った。一方、視聴したくないという人からは「面倒くさそうだから」「インターネットはPCが便利」「ダウンロードに時間がかかるから」などの意見が多かった。

 ちなみに、映画をレンタルすることが「ある」人で、テレビ画面から映画のダウンロード購入と「視聴をしてみたい」と答えたのは49.2%。「まったくない」人の同33.9%を15.3ポイントも上回っている。「『レンタルに行く手間が省けて便利』という声も多いところから考えると、これから映画レンタル利用者を中心に人気が高まっていくのかもしれない」(アイシェア)としている。

 インターネットによる調査で、20〜40代の男女513人が回答した。調査期間は1月15日から1月20日まで。

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