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» 2010年02月04日 11時00分 UPDATE

誠 Weekly Access Top10(2010年1月23日〜1月29日):UstreamがiPhone販売に与える影響は?

2月2日にUstreamで生中継されたソフトバンクの決算説明会。孫正義社長自らがiPhoneでUstreamを使った生中継を実演する場面もあったが、その様子を見てiPhoneを買おうと思った人はどのくらいいたのだろうか。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「路上で『名刺交換してください』と、せがんでくる人の正体」。2位は「ここでは働きたくないなあ……と大学生が思う業界」、3位は「こんな“裏ワザ“があったのか……JAL優待券値上がりのワケ」。

UstreamがiPhoneの販売に与える影響は?

 先週のトップ10で予告した通り、2月1日に日本航空の稲盛和夫会長の就任会見をUstreamで生中継した。しかし、会場で許可を得てから生中継の告知を行ったことや、画質や音声が悪かったことが影響してか、最終的な視聴者数は60人ほどにとどまった。

 後で見返してみたのだが、記者会見のように音声以外に変化がない映像だと見るのがつらい。カメラ1台だけで映していて、解説音声もないので、「これをテレビでやっていてもチャンネル変えるなあ」と自分でも思ってしまったほどだ。

 「記者会見はダメかなあ」と思っていた筆者だが、2月2日に行われたソフトバンクの決算説明会を見ていてその考えは変わった。UstreamのSoftBankCorp-Jpnアカウントで生中継が行われていたのだが、事前告知があったことや、直前にUstream社への出資を発表したことで注目を集めたことも影響してか、開始1時間前のリハーサル時点で視聴者数は200人ほど(リハーサルは間違って映ってしまったらしい)、16時30分の開始時には2000人ほどが見ていた。

ソフトバンク決算説明会

 Ustreamのページでは、左側には生中継の映像が流れ、右側ではハッシュタグ「#sbir3q」を付けたTwitterでのつぶやきが表示されていたのだが、そのつぶやきが表示されていく速さが尋常ではなかった。長い文章だと最後まで読めずに画面外に行ってしまうことも頻繁にあり、仕事のかたわらチェックしていた誠編集部では「まるで急流下りのようだ」といった感想もあった。

 決算説明会を見ていたのは誠編集部だけではなかったようで、鋭意仕事中のはずのアイティメディア社員のつぶやきもしばしば発見。アイティメディアに限らず、「仕事中はテレビを見ることは難しくても、Webは見ることができる」という人は少なからず存在しそうなので、今までにない需要が開拓される可能性があるかもしれないと感じた。

 視聴者数は3000人ほどで一時停滞したが、Twitterで話題になったり、Ustreamのトップページに取り上げられたりしたことで、最終的には6000人ほどに増加した。これが多いか少ないかは何とも言えないところだが、Twitterのようなリアルタイム・コミュニケーションの場で取り上げられることで、放映開始後でも4000人は視聴者数を増やせる可能性があるということは、Ustreamで配信しようとしている人にとって心強いことではないだろうか。

 説明会の中で、iPhoneを使ってUstreamでの生中継を実演した孫正義社長(上の映像の44分30秒くらいから)。福岡ソフトバンクホークスの笠井和彦オーナー代行に「今年の成績がどうなるか?」とインタビューする様子を流したもので、短時間でUstreamの魅力を伝えるうまい方法だと筆者は感じた。

 出資の件もあるので、「これでiPhoneを買いたいと思った人が増えたに違いない」と筆者は思ったのだが、翌2月3日の夕方に秋葉原ヨドバシカメラのソフトバンク携帯売り場で店員に聞いてみると、「TwitterをするためにiPhoneにされるお客さまはいますが、UstreamをするためにiPhoneにされるお客さまはいないですね」とのこと。数人の店員に当たったのだが、そもそもUstreamという言葉を聞いたこと自体初めての人もいた。

 ただ、現在の様子をリアルタイム動画で離れた人に伝えられるのが便利なことは確か。人気のテレビCM“白戸家シリーズ”で紹介されるのかといったことも含め、これからどうマーケティングで活用されていくのか興味深いところだ。

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