2009年、最も人気があった新築物件は?

» 2010年02月03日 12時01分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 2009年の首都圏マンション販売戸数が17年ぶりに4万戸を下回るなど不動産不況は続いているが、住み替えのニーズがあることは確か。2009年はどんな物件に人気があったのだろうか。

 住宅・不動産情報ポータルサイト『HOME'S』を運営するネクストがアクセス数などをもとに調査したところ、2009年に最も人気があった新築分譲マンションは「Brilliaマーレ有明」(東京都江東区)だった。2008年に続いてのトップで、ネクストでは「SUPER POTATOが手がけた空間デザインが秀逸で、最上階にある『THE33』というバーやジムなどの共用施設の充実度も圧巻」とコメントしている。2位は都内でも有数の大規模再開発ということで注目されている「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」(東京都世田谷区)、3位はJR山手線大崎駅直結の「大崎ウエストシティタワーズ」(東京都品川区)だった。

 ネクストでは「東京23区の中でも“超都心”とでも言うべきエリアに建つマンションや、定期借地権付マンションがランクインしている。これは、物件そのものの価格低下による購入検討や、条件付で都心に住むという選択肢が増えたことによる、マンション購入者の都心回帰の表れの1つと考えられるかもしれない」と分析している。

新築分譲マンション物件トップ10(出典:ネクスト)

最も人気の新築一戸建ては?

 2009年に最も人気があった新築一戸建ては「『リブラの街』千葉ニュータウン中央」(千葉県印西市)、「異国のような街並みで、風通しや採光も配慮されている。また、学校や商業施設が徒歩圏内に充実している」(ネクスト)。2位はららぽーとや柏の葉公園など家族で楽しめる施設へのアクセスが優れた「アットホームタウン柏の葉3丁目 ST32」(千葉県柏市)、3位は機能性とデザインが評価された「ルナ本蓮沼」(東京都板橋区)だった。

 ネクストでは「公園や自然が多いエリアや大型の商業施設が近隣にそろっているなど、子育て環境や周辺環境が充実している物件に加え、都心までのアクセスに優れた物件が上位にランクインしている」とコメントしている。

 アクセス数などをもとにした調査で、調査対象は新築分譲マンションは「HOME'S新築分譲マンション」に掲載されたのべ3342物件、新築一戸建ては「HOME'S新築一戸建て」に掲載されたのべ9267物件。調査期間は2009年1月1日〜2009年12月31日。

新築一戸建て物件トップ10(出典:ネクスト)

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