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» 2010年02月02日 16時15分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株高や為替の落ち着きを好感し、目先筋の買い戻しも交えて大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10371.09円 △166.07円
売買高 18億7643万株
日経平均先物 10370円 △180円
売買代金 1兆4500億円
TOPIX 912.82 △14.21
値上がり銘柄 1072銘柄
東証マザーズ指数 417.66 △8.20
値下がり銘柄 464銘柄
日経ジャスダック平均 1207.96円 △3.88円
変わらず 147銘柄
騰落レシオ 89.04% △0.25%

日経平均

米国株高や為替の落ち着きを好感し、目先筋の買い戻しも交えて大幅高

 週明けの米国市場が大幅高となったことや為替が落ち着いてきたことなどから買い先行で始まり、目先筋の買い戻しも交えながら大幅高となりました。寄り付きの買いが一巡した後も外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が小幅ながらも昨日とは一転して買い越しと伝えられたこと、また、売られすぎた銘柄を中心に買い戻しも交え、好決算を発表した銘柄などにもまとまった買いが入る場面もあって大幅高となりました。目先筋の利益確定売りもあったのですが、目先筋の利益確定売りをこなしながら、高値引けとなりました。

 後場に入ると売り先行で始まり上げ幅縮小となる場面もありました。それでも今度は逆に底堅さが確認されると再び戻り歩調となり高値を窺うような動きとなりました。米国でのイベントや決算動向を気にする向きもあったのですが、ここまで売られたハイテク銘柄や自動車株などを買い直す動きや、好決算を発表した銘柄が買われて目先筋の売りをこなして高値圏でのもみ合いとなりました。目先的な需給要因に振らされているような感じもあったのですが、最後も買い戻しを交えた買いが続き、大幅高、高値圏での引けとなりました。

 小型銘柄も手仕舞い売りや見切り売り一巡感から、ちょっとした買いに値を飛ばすものも見られ、堅調となるものが多く、東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は散発的にまとまった売り買いが見られ、売り買いの手掛かりに乏しい中で指数を押し上げる、あるいは押し下げる要因となりました。大きく方向感を出すような感じでもなかったのですが、下値では買い戻しを急ぐ動きがあり上値では目先筋の売りが嵩むというような場面もありました。

 市場のセンチメントが海外株高を受けて好転、好決算に素直に反応すると共に、足元の業績は好調ながらも先行きへの不安から売られていたような銘柄を中心に買われました。自動車株や半導体株などが良い例で、足元の業績は底堅く堅調、業績回復が確認できるものの回復トレンドが続くのかどうか疑心暗鬼で買い見送られていたものが目先的な底入れ感が強まったことで買い直されたものと思います。それでもまだ、世界的な景気回復は見込めるもののいろいろと懸念材料も多いことから、指数の上値は重くなって来るのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線は日々線を割り込んだものの雲にサポートされて反発となりました。日々線も「たくり足」の形で目先的な底入れ感は出たものと思われます。RSIは下げ足りなかったのですが、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっており、遅行線が日々線に上値を押さえられながら戻りを試す動きとなって来るものと思います。転換線や基準線までの戻りは期待出来るのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 遅行線が日々線にサポートされた格好です。日々線も「たくり足」と言う形で目先的な底入れと見ても良いものと思います。RSIはまだ下値余地もあるのですが、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっており、遅行線が日々線に絡みながら戻りを試す動きとなるのでしょう。転換線や基準線まで戻ったところで、上値を押さえられてしまうのかどうかが注目されます。

円相場

NYダウ

 節目の一つと見られる90円の水準で底堅さが見られたことから戻りを試す展開となっています。RSIは下げ足りなかったのですが上昇となり、ストキャスティックスは底値圏からの上昇となり、戻りを試す段階になったものと見ても良さそうです。とりあえずは転換線の水準まで戻り、こからは基準線を目指すことになりそうです。下値は雲にサポートされて底堅さも見られるものと思われ、強含み推移しそうです。

銘柄ピックアップ

好決算に反応するものも多い

三井物(8031) 1368 △75

 取引時間中に2010年3月期業績の上方修正を発表、同時に増配も発表したことから好感されて、商品市況の反発などを受けて大幅高となっていたものが更に買われる展開となりました。

DENA(2432) 625000 △100000

 昨日の引け後に2009年10−12月期連結決算を発表、営業利益が過去最高となったことに加え、外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことから買われてストップ高となりました。

スズキ(7269) 2102 △47

 インドの四輪子会社が1日に発表した2010年1月の総出荷数(輸出含む)が前年同月比33%増となり単月で過去最多となったことが好感されて堅調となりました。ここのところ株価が調整となっていたこともあり、買い戻しも入ったものと思います。

シチズンHD(7762) 590 △4

 2009年10−12月期の連結営業利益が前年同期比65%増の45億円前後になったようだと新聞で報じられ、従来予想を上回りそうだとの見方から買戻しを交えて買いが入り堅調となりました。

第一三共(4568) 1884 ▼17

 インフルエンザ治療薬の販売承認を厚生労働相に申請したと発表されましたが、特に材料視されることなく、ディフェンシブ銘柄の一角を手仕舞う売りに押されて軟調となりました。外資系証券の投資判断を引き下げたことも見切り売りを誘ったものと思います。

日立金(5486) 874 △14

 地合いの好転や決算発表に対する期待から朝方から買い先行となりましたが、後場に入って2009年4−12月期決算を発表、2010年3月期通期の連結業績予想を据え置いたことが嫌気されて急速に手仕舞い売りに押され、一転軟調となったものの、改めて業績改善を好感、通期業績の上振れ期待も高まり、買い直されて堅調となりました。

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