速報
» 2010年02月02日 08時31分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:商品市況の反発や値ごろ感からの買いに加え、予想を上回る経済指標の発表を受けて大幅 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10185.53△118.20

<NASDAQ>2171.20△23.85

<為替:NY終値>90.61-90.67

商品市況の反発や値ごろ感からの買いに加え、予想を上回る経済指標の発表を受けて大幅高

 依然として欧州での金融不安や米国の金融規制懸念は残るものの、ISM製造業景況感指数が予想を上回ったことなどや、値ごろ感からの買戻しなどもあって大幅高となりました。金融不安が増大すると言う懸念は薄れ、商品市況などにも買い戻しや投機的な買いが戻ったことで、再び景気回復、世界的な経済拡大を織り込むような格好となったものと思います。まだ、本格的な戻りというよりは一旦下げ止まったというところなのでしょうが、センチメントが下向きになっていないことを示すことになったものと思います。

 足元の業績回復は確認できているものの先行きに対する不安が根強いという状況には変わりないものと思われ、先行きの見通しが見えて来るまではまだまだ波乱含み、上値の重い展開が続くものと思います。経済指標の発表などに一喜一憂することになるのでしょうし、米中間の問題、中国元の問題などもこれから浮上してくる可能性もあり、景気回復過程での問題点が次々と出てくることになりそうです。雇用や個人消費がしっかりと回復してくれば、そうしたことも特に問題視されずに相場は堅調な展開になって来るのでしょう。

 個別には一株利益が予想を上回ったことや原油価格の反発を受けてエクソン・モービルが高く、連れて前日芳しくない決算発表して売られたシェブロンも反発となりました。金価格など商品市況が堅調となったことで、素材株や金鉱株が高く、アルコア、パブリック・ゴールド、ニューモント・マイニングなど軒並み大幅高となりました。キャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)などの景気敏感株もISM製造業景気指数が予想を上回ったことで買われ、業績好調とされているアップルやグーグルなどハイテク銘柄も軒並み堅調となりました。金融規制に対する懸念も一服となりゴールドマン・サックスやJPモルガンチェースなど金融株も堅調でした。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は下値を確かめるような場面もあったのですが、ほとんど方向感はなく狭い範囲での動きとなりました。決算発表が本格化するなかで業績の回復しているものが多く下値を売り叩けないのですが、外国人が大幅売り越しと伝えられ、中国やインドでの金融引き締め、、欧州での金融不安、米国での金融規制に対する懸念に日本では政局不安となって積極的にか上がれないものと思います。

 米国市場が堅調、欧州もユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回り、ユーロの買戻しが進んだことでギリシャの問題などは依然懸念されるものの、落ち着いており日本市場も堅調な展開が期待されます。決算発表が本格化するなかで、足元の業績は順調に回復しており、売られすぎた銘柄の見直し買いも入るものと思います。米国でも資源・エネルギー銘柄が反発しており、商社株などが買い直され、業績好調となっている半導体関連銘柄なども為替も落ち着いていることで買い優勢となって来るのではないかと思います。

 日経平均は下値の目処と考えられる10100円台半ばから200円台半ばでの底堅さが確認され、戻りを試す展開となりそうです。為替が落ち着いたことで、欧米での金融不安が薄れたと見られ、中国の金融引き締めも一段落となったと見られれば今度は10500円から600円水準の節目まで昨年の8月のように戻りを試すことになりそうです。日本の決算発表動向や米国での経済指標の発表などに振らされるのでしょうが、当面は右往左往しながら10000円台前半でのもみ合いが続くものと思います。

本日の注目点

◇1月のマネタリーベース(日銀)

◇ボルカー米経済再生諮問会議議長、上院銀行委で証言

◇ 銀行による高リスク投資などを制限する新しい金融規制について説明

◇ガイトナー米財務長官、上院財政委で証言

◇1月の米新車販売台数

◇決算・4−12月期:アステラス製薬(4503)、エーザイ(4523)、日立金属(5486)、TDK(6762)、バンダイナムコHD(7832)、タカラトミー(7867)、伊藤忠商事(8001)、三井物産(8031)、NTTデータ(9613)、ソフトバンク(9984)、三菱電機(6503)

◇決算・10−12月期:米UPS、ダウ・ケミカル、ニューズ・コーポレーション、英BP

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