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日経平均 | 10205.02円 | △6.98円 |
売買高 | 21億5603万株 | − |
日経平均先物 | 10190円 | △30円 |
売買代金 | 1兆6434億円 | − |
TOPIX | 898.61 | ▼2.51 |
値上がり銘柄 | 461銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 409.46 | ▼3.20 |
値下がり銘柄 | 1089銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1204.08円 | ▼6.74円 |
変わらず | 132銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.79% | ▼5.44% |
好決算を発表するものも多いが懸念材料も多く冴えない展開
先週末の米国市場は軟調となりましたが、為替が落ち着いたことや決算発表が本格化するなかで、好決算に反応する動きなどもあって底堅い展開となりました。円安に振れるところでは戻りを試す場面も見られましたが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅売り越しと伝えられたこともあり上値も限定的となって軟調となりました。下目をむきになって売り叩く動きもないのですが、腰の据わった買いもほとんどなく方向感のない展開となりました。
後場は目先筋の見切り売りや円安方向に振れた為替が円高気味となったことから売り先行となりました。それでも節目と見られる日経平均の10100円台半ばを割り込むところでは底堅さも見られ、底堅さが確認され、再び円安方向に振れると買い戻しを急ぐ動きもあり、堅調となる場面もありました。ただ、中国など新興国の金融引き締め懸念、欧州で金融不安、米国での金融規制と懸念材料には事欠かず、積極的に買い上がるような動きはほとんどなく、指数は小動きとなりました。好決算に反応して買われた銘柄なども買いが長続きしないようです。
小型銘柄は見切り売りが嵩んで軟調なものが目立ちました。東証マザーズ指数は一時大幅下落となる場面もあり、日経ジャスダック平均共に軟調となりました。先物は散発的にまとまった売り買いが見られましたが、追随する動きもほとんどなく、方向感を持った売り買いというよりは見切る動き、あるいは目先筋の売り買いが中心となっていたのではないかと思われます。まとまった売りで指数を押し上げる、あるいは押し下げる場面はあったのですが、方向付けるような動きはありませんでした。
決算への反応は見られるものの、決算への反応ですら目先的な売り買いが中心となっているようで、相変わらず、市場参加者は増えないようです。月替わりとなって、外国人も大幅売り越しと伝えられたこともあり、海外市場の動向も見極めたいと言うことなのでしょう。押し目を探るところだけに売り叩く動きはないのですが、内外共に懸念材料も多く、底堅さを確認しても早めに利益を確保しようということのようです。ただ、昨年8月のもみ合いとなったところでの下値水準でもあり、反発も期待されます。
遅行線が日々線を割り込みそうです。日々線は安値圏で下ヒゲの長い「十字足」となり「たくり足」と言う形で、雲を意識して底堅さも見られ、底値となる可能性もあります。明日の寄り付きが安いようであれば、雲のサポートを試すことになるのでしょうが、明日高く寄り付くか大き目の陽線をつけるようであれば、戻りを試す動きとなりそうです。RSIは下値余地はあるのですが、ストキャスティックスは底値圏にあり、軟調となっても雲にサポートされて底堅さは見られるものと思います。
遅行線は日々線にサポートされて、日々線も安値圏で下ヒゲの長い形で「たくり足」と言う底値を示す形となっています。RSIは下値余地もあり、明日の寄り付きが軟調であれば、いったん雲のサポートを確認するような軟調な展開となるのでしょうが、明日の寄り付きが高く、陽線となるようであれば、ストキャスティックスも底値圏にあることから、一旦底入れとなって戻りを試すことになるものと思います。
RSIは下げ足りないのですが底堅さが見られます。日々線が雲を意識して、またストキャスティックスも底値圏からの反発を示唆しており、まだ上値も重いのですが底堅さが見られます。遅行線が日々線を割り込んで調整局面ということで上値も重いのでしょうが、雲の上昇に合わせて強含みとなって来るのではないかと思います。
決算への反応もまちまち
先週末に決算発表を行い、2010年3月期通期予想を据え置いたことが失望売りとなって大幅下落となりました。好業績期待から株価が変われていたこともあり、大きな下落となったものと思います。
先週末に2009年4−12月期連結決算を発表、併せて2010年3月期通期見通しを上方修正したことが好感されて買われ、一時大幅高となりました。最後は目先筋の利益確定売りで上げ幅縮小となったものの、従来予想を上回り、市場の予想も上回ったことから素直に好感されたものと思います。
先週末2009年4−12月期連結決算で最終損益が前年同期の赤字から大幅黒字となり、大きく改善したことが好感されて買われ、堅調となりました。財務リストラが進展していることなどを好感する動きもあったものと思います。
トヨタ(7203)に続き米国などでリコール(回収・無償修理)を発表したことが嫌気されて軟調となりました。トヨタのように問題が広がるのではないかとの懸念も出ている急ぐ場面もありました。
液晶フィルムの受注が好調、価格も堅調に推移していることなどから、2010年3月期の最終赤字が従来予想に比べて縮小しそうだと発表したことが好感されて買い先行で始まり、堅調となりましたが利益確定売りや手仕舞い売りが嵩み軟調となりました。
取引時間中の決算発表を受けて乱高下となりました。自動車各社のリコール問題などで軟調な推移となった後、後場に入ってから2010年3月期通期連結業績を上方修正、目先筋の買いが入って大幅高となりましたが、買いが続かず、上値の重さが見られると今度は見切り売りが嵩んで一気に大幅安となるなど乱高下となりました。
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