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» 2010年01月29日 08時00分 UPDATE

TwitterはGoogleを超える次世代検索システムなのか? (1/2)

何かを検索しようという意思がなければ、何もできないGoogleなどの検索エンジン。しかし、Twitterは他者のつぶやきを見ていくことで、自分の意思を引っ張り出してくれる、と筆者は主張する。

[伊藤達夫,INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

著者プロフィール:伊藤達夫(いとう・たつお)

THOUGHT&INSIGHT株式会社代表取締役、東京大学文学部卒、認定エグゼクティブ・コーチ(JIPCC)。コンサルティング会社にて食品、飲料、化学品メーカーなどのマーケティング寄りのプロジェクト、官公庁などのプロジェクトに携わる。その後、JASDAQ上場の事業会社に移り、グループ戦略、事業戦略、業務改革などに携わる。結果的に最年少でのマーケティング部門、部門長となる。ブログ「ゆるーいコンサルタントな日々


 Twitterが週刊ダイヤモンドで特集されていました。私も2009年9月に始めて、「面白いなあ」と思いましたが、すごい可能性を秘めていると感じています。「これはGoogleを越える次世代検索システムなのでは?」と思い始めているのです。「Twitterが次世代検索システム」と言われても、よく分からないと思いますので順に説明します。

ah_tuita.jpg Twitter

 Twitterにはさまざまなクライアントがあります。クライアントというのは、Twitterを使うためのインタフェースのようなものと思って下さい。HootSuite、Tween、TweetDeckなど、使うクライアントによって、画面の見え方は大きく異なります。ただ、何を使っても変わらないこともあります。そこをメインに説明します。

 自分でTweet(つぶやき)したり、フォローした人のつぶやきを見たり。自分のつぶやきはフォローされた人からいろいろ突っ込まれたりします。自分のつぶやきは下へ下へと流されて行きます。この下へ流れる仕組みをタイムライン、略してTLと言います。フォロー数が多いと、すごいスピードでTLが流れて行きます。少ないと、TLの流れはゆっくりです。

 あんまりゆっくりだと、次世代検索システム的ではないと思います。週刊ダイヤモンドのインタビューでホリエモンが言っていたのですが“フィルタリング的(必要なものだけを抽出)”ではあります。一方、ある程度早くTLが流れる時、「これは次世代検索システムなのではないかな」と思うのです。

 なぜでしょうか?

 ここでGoogleの検索窓を思い出してみましょう。Googleの検索窓はすごいですね。検索キーワードを入れれば、大量のデータのインデックスを引っ張ってきてくれるのです。

 ただ、私は検索窓を前にして切なくなったことがあります。「え? そんなことあります?」と思われるでしょうか。ありませんか? 切なくなったこと。

 これも順に説明しましょう。

 何か検索キーワードを入れるには、意思が必要です。「検索したい!」「こういう言葉を調べたい!」という意思が必要です。かつ、キーワードにならなくてはいけません。単語単位でないといけない。

 「何か悩みがある。でも、検索ではどうにもならない」ということはありませんか? そんな時、思ったのです。「せつねーな」と。

 あと、何も意思がない時。特に検索したくもない時。「何かないかな?」くらいの時。検索窓を前にして、止まってしまったことはないですか?

 私は検索窓の前で固まってしまったことが何度もあります。「あれ、俺はこのGoogleのページを前にして、何をぼーっとしているんだろう。真っ白な中に検索窓しかないページで」と。真っ白な検索窓を前にして、私は何度も思いました。「俺、何してんだろ?」

 当たり前ですが、検索には意思が必要なのです。そして、キーワード化が必要なのです。意思があって、問いがあって、キーワード化して、検索して、答えに至る。意思がない時、キーワードにならない時、窓の前で切なくなります。「窓の外にはさまざまな世界が広がっているはずなのに」と。

ah_guguru.jpg Googleの検索窓
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