− | − | − |
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日経平均 | 10252.08円 | ▼73.20円 |
売買高 | 19億0358万株 | − |
日経平均先物 | 10270円 | ▼70円 |
売買代金 | 1兆4981億円 | − |
TOPIX | 907.67 | ▼8.73 |
値上がり銘柄 | 322銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 416.76 | ▼1.57 |
値下がり銘柄 | 1244銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1211.41円 | ▼2.31円 |
変わらず | 115銘柄 | − |
騰落レシオ | 94.58% | ▼3.56% |
底堅さも見られるのだが円高や米金融規制、中国の金融引き締め懸念などから軟調
為替が円高傾向にあるのですが、米国市場も落ち着いていたことなどから、ハイテク銘柄など輸出関連銘柄を中心に上値は重いものの買い先行で始まりました。ただ、寄り付きの売り買いが一巡した後も売り買いの決定的な材料に乏しく、すぐに上値の重さを確認するような動きとなり、もみ合いとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたのですが金額ベースでは買い越しと伝えられ、出遅れ感が強いディフェンシブ銘柄などを中心に堅調なものも見られたことで底堅い堅調な展開となりました。
後場は昨日と同じ様に円高を嫌気して売り直される場面もありましたが、先物に散発的にまとまった買いも入って底堅く、昨日のような下落とはなりませんでした。ただ、為替は一段と円高となり輸出関連銘柄などに一段安となるものもあって指数はじり安となりました。結局最後まで買い気は乏しく、大きく下げることはなかったのですが、安値引けとなりました。医薬品株や食品株の一角、紙パルプ株、電力・ガス株などがディフェンシブ銘柄、円高メリット銘柄として買われ、指数を下支えし下げ幅も限定的となりました。
小型銘柄も軟調なものが多かったのですが、売りも限定されており大きな下げとはならず、軟調ながらも底堅さも見られました。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均共に軟調となりました。先物もまとまった売り買いは散発的であり、まとまった売り買いが出る場面では指数も動くのですが、追随する動きは少なく、大きく指数を動かすようなことはありませんでした。急落後ということで買戻しも入り、売り叩き難いのですが、問題山積で上値も買い上がれないという動きを示しているものと思います。
日経平均は昨年8月のもみ合いの下値水準である10100円台半ば〜10200円台半ばという節目を意識するところまで下落となり、円高にもかかわらず下げ渋りとなりました。この水準で底堅さが確認されると今度は上値の節目である10500円〜600円水準を試す動きとなり、昨年8月のようなもみ合い、方向感のない展開がしばらく続くのではないかと思います。売り買い決定的な材料が出ることがなければ目先的な需給関係はさほど悪いということでもないと思われ、この水準からは底堅さも見られるものと思います。
遅行線が日々線のサポートを確認するところまで下落となりました。昨年8月のもみ合いの下限水準でもあり、RSIもストキャスティックスも底値圏ながらも下落が続いているのですが、遅行線が雲や日々線にサポートされて、一旦は底堅さも見られるものと思います。RSIが下げ切るまで反発とならないのであれば、一旦遅行線が日々線にサポートされても日々線の急騰についていけずに「逆転」となるかもしれません。
遅行線が日々線を意識するところまで下落となりました。遅行線が日々線にサポートされるのかどうかが注目されますが、ストキャスティックスは下落が続いているのですが、底値圏にあり底堅さも見られるのかもしれません。ただ、RSIはまだ下落が続いて下値余地もあり、遅行線が日々線のサポートを確認する時点でRSIがどこまで下落しているかが注目されます。
遅行線が日々線を割り込んでしまいました。調整が長引くということなのでしょうが、日々線は雲を意識してここからは底堅さも見られるものと思います。ストキャスティックスは底値圏にあり、反発となりそうですが、RSIはまだ下値余地もありもう一段下がると反発となるものと思います。
ディフェンシブ銘柄や円高メリット銘柄は堅調
昨日の引け後に2009年12月の年間配当を従来予想の12円から14円に増やすと発表したことが好感されて買われました。2010年12月期の配当に関しても期待が高まったことに加え、ディフェンシブ銘柄が消去法的に買われる流れに乗ったものと思います。
昨日の引け後に発表した2009年4−12月期連結決算は前年同期比18%減とされましたが、食用油の出荷停止などの影響が大きく、業績底入れ感から買われ、大幅高となりました。輸出関連銘柄が円高などで売られるなかで出遅れ感が強いディフェンシブ銘柄として買われた面もあるものと思います。
2009年4−12月期連結営業利益が前年同期比6%減と新聞で報じられました。従来予想(−0.1%)を大きく下回ったのですが、ディフェンシブ銘柄を物色する動きや元々割安感が強かっただけに特に材料視されず、底堅い動きとなりました。
2009年4−12月期連結営業利益が前年同期比72%と新聞で報じられ、好感する買いが入り一時大幅高となるなど堅調となりました。これまで円高メリットがあるにもかかわらず、相場らしい相場がなかったことや2010年3月期通期の営業利益も予想を上回りそうだと報じられたことが素直に好感されたものと思います。
円高が伸展するなかで円高メリットのある銘柄として買われました。利益確定売りをこなして調整となっていただけに円高に素直に反応したものと思います。主力銘柄が総じて軟調となるなかで買える銘柄として人気を集めたものと思います。
合成樹脂やコンデンサが計画を上回る水準で推移、電池・電気機器が予想を上回ることから、通期業績が上振れとなる可能性が高いとされたことなどから外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことが好感されて買われ大幅高となりました。
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