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» 2010年01月26日 08時24分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:大幅続落の反動で堅調だが芳しくない経済指標を受けて戻りも限定的 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10196.86△23.88

<NASDAQ>2210.80△5.51

<為替:NY終値>90.27-90.33

大幅続落の反動で堅調だが芳しくない経済指標を受けて戻りも限定的

 前日までの大幅続落の反動から買い先行となりました。週末のヘッジ売りの買戻しなどもあり、堅調な始まりとなったのですが、中古住宅販売が予想を大幅に下回ったことから一時軟調となるなど上値も限定的となりました。それでも足元の業績が好調となるものも多いだけに最後まで売り切るというよりは値ごろ感からの買戻しが入り堅調となりました。原油や金などの先物も買戻しが中心と見られますが堅調となったことで信用収縮懸念も一服となり、総じて堅調な地合いとなりました。

 大幅続落の反動から反発とはなりましたが、売られ過ぎの反動と言うに過ぎず、しっかりと買い直すという雰囲気でもありません。FOMC(公開市場委員会)の結果を見たいという動きや引き続き「三つの懸念(金融規制、欧州の金融不安、中国の金融引き締め)」があり、最後まで買い切れないということなのでしょう。頼りにしているFRB(連邦準備理事会)も議長の再任が危ぶまれるなど不安定要素となっており、リスクを取るには慎重にならざるを得ないということなのでしょう。

 個別には足元の業績が好調とされるインテルやマイクロソフト、HP(ヒューレット・パッカード)と言ったハイテク銘柄が堅調、GE(ゼネラル・エレクトリック)やキャタピラーなど景気敏感銘柄も堅調となりました。リターンリバーサルの動きでディフェンシブ銘柄とされるクラフト・フーズやメルク、ファイザーなどは軟調、原油価格は堅調となったのですが、シェブロンやエクソン・モービルは軟調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株安や円高を受けて一時大幅下落となりましたが、決算発表の本格化を前に業績回復が期待される銘柄が買われ、ディフェンシブ銘柄などが底堅く、指数も下げ幅限定となりました。市場参加者は相変わらず増えないのですが外国人も小幅ですが引き続き買い越しと伝えられたこともあって、下値を売り叩き難いということなのでしょう。買い材料も特に見当たらないのですが売り急ぐ展開でもないということなのでしょう。

 米国市場がようやく一息ついた格好となりましたが、昨日の底堅さである程度織り込まれているものと思われ、日本市場も底堅く、堅調ながらも上値の重い展開となりそうです。決算発表が本格化する中で足元の企業業績は回復が鮮明になっており、回復度合いを織り込む動きとなるものと思われます。ただ、業績回復も織り込み済みとされるものも多いと思われ、鉄道関連銘柄など個別に物色されることになりそうです。ハイテク銘柄なども堅調となって来るのでしょうが円高懸念は続き上値も限定的となり、出遅れ銘柄の底堅さで指数をどこまで押し上げ、支えられるかと言ったところでしょう。

 日経平均は10500円水準で下げ止まった格好となりました。ただ、米国の反発もある程度織り込まれているものと思われ、取りあえずは10500円から600円水準の節目での底堅さを確認するような動きで上値も限定的となりそうです。もう少し過熱感を冷ますように上値の重さを嫌気する動きとなりそうで、中国の金融引き締め、欧州の金融不安、米国の金融規制の懸念がどれだけ払拭されるのかで上値も決まってくるのでしょうし、これらの懸念や不安が強まるともう一段下の節目を確かめることになるのでしょう。

本日の注目点

◇白川日銀総裁会見

◇12月の企業向けサービス価格指数(日銀)

◇米連邦公開市場委員会(FOMC、27日まで)

◇11月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数

◇11月の米FHFA住宅価格指数

◇10−12月期の韓国GDP

◇決算・4−12月期:花王(4452)、オービック(4684)、森精機製作所(6141)

◇決算・10−12月期:米ヤフー、デルタ航空、独シーメンス

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