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» 2010年01月25日 16時02分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株安や円高を受けて売り先行、一時大幅安となるも業績回復期待などから底堅い展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10512.69円 ▼77.86円
売買高 19億1582万株
日経平均先物 10510円 ▼80円
売買代金 1兆4212億円
TOPIX 934.59 ▼6.35
値上がり銘柄 464銘柄
東証マザーズ指数 424.28 ▼1.72
値下がり銘柄 1072銘柄
日経ジャスダック平均 1216.17円 △9.09円
変わらず 148銘柄
騰落レシオ 108.87% ▼2.38%

日経平均

米国株安や円高を受けて売り先行、一時大幅安となるも業績回復期待などから底堅い展開

 先週末の米国市場が連日の大幅下落となったことや為替も相変わらず円高傾向にあったことから売り先行となりました。それでも為替が比較的落ち着いていたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が若干ですが買い越しと伝えられたこともあり、シカゴ市場(CME)の日経平均先物の終値(10350円)まで下落せずに寄り付いて、大幅安ながらも底堅い展開となりました。寄り付きの売りが一巡した後は売り急ぐ動きも限定的であり、小動きとなり、途中円高が進んで売られる場面もありましたが、落ち着いた展開となりました。

 後場は円高一服となったことや業績回復が期待される銘柄を見直す動きもあって戻り歩調となりました。寄り付きから買い戻しが入り、ハイテク銘柄の一角などが堅調となって指数を押し上げ、ディフェンシブ銘柄の一角も堅調で指数を下支えして下げ幅縮小となりました。ただ、買戻しは入るものの相変わらず新たな買い手が見られず、目先筋の売りもあって戻りも限定的となりました。最後は目先筋の手仕舞いの売り買いが交錯する格好となり、戻り切らないことを嫌気するような動きも見られましたが、最後も下げ幅は限定的、節目と見られる10500円を保っての引けとなりました。

 小型銘柄は個別の材料に反応しまちまちとなりました。東証マザーズ指数は軟調となったものの日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、散発的なまとまった売り買いが出ると指数も動きが出るのですが、方向感が定まらずに追随する動きもなく、目先筋の小口商いが中心となっていたようです。

 節目と見られる10500円をなんとか保って終わりました。大幅下落を覚悟していた向きも多かったものと思われ、取りあえずは落ち着いていると見てもいいのでしょう。決算発表が本格化する中で業績の回復が鮮明になるものも多く、売り込み難いのかもしれません。ただ、先の見え難い状況は変わらず、上値の重さ、戻りの鈍さが確認されると為替動向などに関係のない目先的な需給要因だけで売られていしまう場面も出てくるかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 基準線にサポートされて下げ渋りました。ただ、まだRSIもストキャスティックスも下落余地はあり、下値を試す動きは続きそうです。値幅的にも日柄的にも遅行線が日々線を意識するところまでは調整が続くものと思います。その時点でRSIやストキャスティックスが底値圏にあれば反発となるのでしょうし、まだ下落余地があるようであれば、下値を探る展開が続くということなのでしょう。

TOPIX

NYダウ

 基準線を意識して下げ渋りとなりましたが、まだまだRSIもストキャスティックスも下げ足りず、下値余地はありそうです。遅行線も雲のサポートや日々線のサポートまではまだ間があり、一旦は下げ渋っても基準線を割り込んでしまう可能性も高いと思います。

円相場

NYダウ

 遅行線が日々線のサポートされて底堅さも見られます。ただ、遅行線が絡む日々線が上昇しているところであり、上昇する材料に乏しい中で日々線を割り込んでしまうかもしれません。ストキャスティックスは底値圏にあり、ここからそこ堅さも見られるのでしょうが、まだRSIは下値余地もあり、下値を試す動きはまだ続くものと思われます。

銘柄ピックアップ

個別に物色されて底堅い

キヤノン(7751) 3780 △10

 決算発表を控えて2009年12月期の連結営業利益が従来予想を大きく上回り、今期も3期ぶりの増収増益見通しとなると新聞で報じられたことから、円高、米国株安にもかかわらず素直に好感されて買われ、堅調となりました。

TDK(6762) 6010 △140

 2009年4−12月期の連結営業損益が2010年3月期通期見通しを上回ったと新聞で報道されたのですが、米国株安や円高を嫌気して売り先行となりました。それでも、見切り売り一巡後は買戻しなども交えて業績回復を織り込む格好で堅調となりました。

クラリオン(6796) 127 △14

 総じて軟調となるなかで大幅高となりました。接近する車や人を察知して、画面で知らせたり死角領域を表示できる次世代カーナビゲーションを開発したと新聞で報じられ、好感する買いが入りました。

アルパイン(6816) 1097 △3

 2009年10−12月期が久しぶりに黒字に転換した模様だということで、大手証券が投資判断を引き上げ、目標株価も大幅に引き上げたことを好感して買われ一時大幅高となるなど堅調となりました。

三井化学(4183) 251 ▼11

 2009年10−12月期の営業損益がほぼゼロになり、採算改善傾向にあると新聞で報じられましたが、織り込み済みということで特に材料視されず、逆に材料出尽くし感から売られて大幅安となりました。

日写印(7915) 4090 ▼335

 先週末の大引け後に2010年3月期の連結純利益が従来の予想を下回ると下方修正を発表、嫌気する売りに押されて大幅下落となりました。タッチパネル需要拡大の恩恵を受けるとして期待されていただけに失望感を誘ったものと思われます。

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