引き続き信用収縮懸念などから幅広く売られ、大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年01月25日 08時28分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

引き続き信用収縮懸念が強い展開か

三菱電(6503) 720 ▼9

 将来の調達難が予想される希土類(レアアース)を使わない、高出力自動車用モーターを開発した。電磁石を応用するもので、ハイブリッド車や電気自動車に搭載するモーターと同等の性能を引き出せる見通し。

住友商(8053) 1037 ▼14

 ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン用鋼管を受注した。ドイツ社やロシア社と共同で受注、住友商事の受注分は約127億円で、鋼管は住友金属工業(5405)から調達すると見られる。

トヨタ(7203) 4055 ▼135 、 パナソニック(6752) 1506 ▼22

 共同出資する電池生産子会社はハイブリッド車用電池工場の生産能力を拡充する。トヨタがハイブリッド車の販売を拡大しているのに対応する。ハイブリッド車増産の課題だった電池の供給不足を解消する。

JR東日本(9020) 6180 ▼50

 訪米中の国土交通副大臣がJR東日本社長も出席したセミナーで米国での高速鉄道の建設に向け、日本の新幹線の優位性を訴えた。仏独などに対抗するため、官民が協力して新幹線のセールスに力を入れていく。

東エレク(8035) 5770 ▼130

 着工を延期していた宮城県の半導体製造装置新工場の建設を再開する。海外大手を中心に顧客の半導体メーカーの設備投資が回復し、装置市況が好転してきたため再開に踏み切る。

出光興産(5019) 6030 ▼80

 自社開発した微生物農薬を使った野菜の生産に乗り出した。農家への委託生産を開始、将来は農地を確保して自社生産をすることも検討する。生産した野菜は化学農薬の使用を減らした高価格帯の商品として販売する。農業ビジネスを石油事業の低迷を補う成長分野と位置づけて本格展開する。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1800万株

買い  1810万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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