速報
» 2010年01月22日 16時04分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:週末の手仕舞い売りがあり、大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10590.55円 ▼277.86円
売買高 28億6516万株
日経平均先物 10590円 ▼250円
売買代金 1兆8622億円
TOPIX 940.94 ▼15.09
値上がり銘柄 229銘柄
東証マザーズ指数 426.00 △0.28
値下がり銘柄 1357銘柄
日経ジャスダック平均 1207.08円 ▼2.46円
変わらず 98銘柄
騰落レシオ 111.25% ▼5.34%

日経平均

昨日の大幅高の反動に加え、円高、米国株安、商品安に週末の手仕舞い売りが加わって大幅下落

 米国市場が連日の大幅下落となったことや為替が大きく円高に振れたこと、そして中国の金融引き締め懸念から商品市況の下げが止まらないことを受けて売り先行となりました。売り気配から始まるものが多く、寄り付きから大幅下落というような水準で始まりましたが、寄り付きの売りが一巡したところでは外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、一旦下げ渋る場面もありました。ただ、昨日のような買いが入らないと見ると週末の手仕舞い売りもあって一段安、安値圏でのもみ合いとなりました。

 後場は為替が一段と円高に振れたこともあり一段安となる場面がありました。ただ、昨日ほどではないのですが、一部の銘柄には持高調整と見られる買戻しも交えた買いが入って切り返すものも散見され、指数も大幅安ながらも下げ渋りとなりました。先物にも散発的ではあるのですが、まとまった買戻しも見られその都度指数を押し上げるような格好で、下げ幅をじりじりと縮小する展開となりました。最後は見切り売りや戻り売りも嵩んで戻りの鈍い展開となりましたが、銀行株や海運株に堅調なものが見られるなど底堅さも見られました。

 小型銘柄も週末の見切り売りも嵩んで軟調なものが多くなりましたが、幕間つなぎ的に買われるものもあり、主力銘柄に比べ底堅い展開となりました。東証マザーズ指数は小幅高、日経ジャスダック平均も軟調と言うに止まりました。先物は前場はまとまった売りが散発的に出るような感じでしたが、後場に入ると逆に一旦は散発的にまとまった買いが入り指数を下支えする要因となりました。積極的に買い上がる動きは少なく戻ったところではヘッジ売りなどまとまった売りも多かったものですが、売り急ぐ動きも限定的となっており、先物主導と言う雰囲気はありませんでした。

 昨日の大幅高の反動も大きかったものと思われ、指数は大きな下落となりました。ほぼ全面安といって良い状況であり、好業績が期待される銘柄も先駆したものは売りが先行となって、出遅れ銘柄を物色する動きとなっていた感じです。目先的な需給要因で動いている面が強いと思われますが、来週から決算発表も本格化してくる中で業績動向に一喜一憂しながら指数の下値を探る展開となって来るものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 大幅下落となりましが、節目と見られる8月もみ合いの高値水準で下げ渋りました。基準線を意識した水準でもあり一旦は下げ渋ったものと思われます。ただ、まだRSIもストキャスティックスも下落余地があり、基準線のサポートを確認して底堅さも見られるのかもしれませんが、押し目を探る動きとなりそうです。

TOPIX

NYダウ

 昨年8月の高値圏でのもみ合いの下値の水準で底堅さが見られました。まだ基準線を意識するところまで下がっておらず、RSIもストキャスティックスも高値圏からの下落となっており、まだまだ下値を探る場面もあるのではないかと思います。昨年8月のもみ合いの下値水準で底堅さが見られれば日柄整理ということになり、昨年8月と同じ様なもみ合いとなるものと思います。一旦、基準線のサポートを確認するような場面もあるかもしれません。

円相場

NYダウ

 基準線に上値を押さえられて軟調となりましたが、遅行線が雲や日々線を意識して下げ渋りました。まだRSIは下値余地もあり反発とはなり難いと思いますが、ストキャスティックスは底値圏にあり、底堅さは見られるものと思います。遅行線が日々線にサポートされて戻りを試す動きとなるのかどうかが注目されます。

銘柄ピックアップ

主力銘柄が高い

富士火(8763) 99 △3

 昨日の引け後に第三者割当増資を実施、米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の子会社になると発表したことから財務基盤の強化や商品開発などでメリットあるものと好感されて、ほぼ全面安のなかで堅調となりました。

信越化(4063) 4945 ▼315

 昨日の引け後に2010年3月期の連結純利益が前期比50%減となる見通しと発表、会社側は予想示していませんでしたが、市場予想を下回ったことが嫌気され、円高を嫌気する動きもあって大幅安となりました。

トヨタ(7203) 4055 ▼135

 米国株が連日の大幅下落となったことや為替が円高に振れたことに加え、米国でリコール(無料回収・修理)を届け出たことを嫌気する売りが嵩んで大幅安となりました。昨日の相場で堅調となったことの反動もあって下げが大きくなったものと思います。

三菱商(8058) 2292 ▼108

 海外市場で信用収縮の動きから商品市況が軟調となったことなどから売りが先行、大幅下落となりました。昨日の相場で商品市況などが軟調で他の商社株が売られる中で持高調整の買いが入って買われていたことの反動もあり、下げ幅が大きくなりました。

郵 船(9101) 343 △6

 海運大手の収益が回復して2009年10−12月期の連結営業損益が4四半期ぶりに黒字転換した模様と新聞で報じられましたが、業績回復は織り込み済みとして反応は鈍く、軟調となっていましたが、売り一巡感に加え持高調整の買いも入り堅調となりました。

ジンズメイト(7448) 457 ▼53

 昨日2010年2月期の単独最終損益の赤字幅が従来予想から拡大しそうだと発表、併せて株主優待の廃止も発表したことから、嫌気した売りに押されて大幅下落となりました。

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