芳しくない経済指標や中国の金融引き締め懸念から大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年01月21日 08時27分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

個別の材料に反応する展開

ホンダ(7267) 3255 ▼45

 2012年に中国で新工場を建設する。小型車などを生産する計画で、ハイブリッド車(HV)の生産も視野に入れる。今後も二桁成長が見込まれる中国自動車市場で生産能力を増強する。

クボタ(6326) 892 ▼6

 中国で農機の販売店網を拡大する。従来のコンバインや田植え機に加え、今月中にトラクターの販売を本格化させることに対応して、営業網を強化する。2013年度には2008年度に比べ、農機を中心とする中国での機械事業の売上を2倍強に伸ばす。

パナソニック(6752) 1478 ▼16

 トルコのイスタンブールに家電の販売会社を設立した。これまでの代理店経由から直営販社経由に切り替えることで収益性とブランドイメージを高める。バルカン諸国の販売拠点も今年度中に5割増やすとしており、新興国市場の開拓を加速している。

不二油(2607) 1296 ▼4

 タイに進出する。伊藤忠商事(8001)と組んで現地法人を設立、2011年に菓子や加工食品などに使う食用油脂を生産する工場を稼動させる。カンボジアやベトナムなど周辺国の需要も開拓する。

ゼオン(4205) 443 ▼2

 液晶テレビ用フィルムで画面の鮮明さを示す「コントラスト」が10倍以上に向上する製品を開発した。液晶テレビのバックライトの光を効率的に通すため、視野角も向上する。日立(6501)やパナソニック(6752)が採用するIPS液晶方式に対応、年内の量産を目指す。(日経産業)

日化産(4094) 595 △2

 タイでめっき薬品を増産する。携帯電話や電子機器の部品をめっきする需要が今後も伸びると見ており、自社で手掛けるめっき加工事業で使うほか、電子部品メーカーなどへの外販も拡大する。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1910万株

買い  1980万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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