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» 2010年01月20日 08時27分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:連休明けの買戻しや決算期待から大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10725.43△115.78

<NASDAQ>2320.40△32.41

<為替:NY終値>91.15-91.21

連休明けの買戻しや決算期待から大幅高

 朝方発表された銀行の決算は芳しくなかったのですが、予想されていたことということで特に問題視されず、3連休のヘッジ売りの買戻しなどもあって買い先行となりました。主力ハイテク銘柄などの決算発表を控え決算期待もあって買戻しを急ぐ動きとなり高値圏で推移、大幅高となりました。決算発表の本格化を控えてハイテク銘柄などに好調な決算を発表するものが見られたことや医療保険改革法案の成立が不透明になったことで医療保険株が買われたことなども指数を押し上げる動きとなりました。

 芳しくない銀行の決算はあったものの、先週に発表された銀行やハイテク銘柄の決算が好調となっていたことなどから、これから発表される決算に期待する向きも多いようです。個別企業の決算動向は比較的好調なのですが経済指標の好転が遅れているような気がします。ただ、それもまた「金融緩和の出口戦略」が遠のき、超低金利が継続するということで、好感されるように引き続きセンチメントが上向いており、買戻しを急ぐ動きもあったようです。決算動向に一喜一憂しながら「出口戦略」と景気回復のせめぎ合いとなって来そうです。

 個別には引け後に決算発表を控えていたIBMが好決算期待から買われて堅調となりましたが、好調な決算が発表されると材料出尽くし感から時間外取引で売られています(日本時間6:50現在)。来週に新型端末が発表されると伝えられているアップルが大幅高、先週好決算を発表したインテルも買われ、ハイテク銘柄は総じて堅調となりました。赤字決算を発表したシティ・グループも材料出尽くし感から買われて大幅高、逆に先週好調な決算を発表したJPモルガン・チェースは軟調となりました。原油価格が堅調となったことでエクソン・モービルやシェブロンなど石油株も高く、キャタピラーなどの景気敏感株もプロクター・アンド・ギャンブルなどのディフェンシブ銘柄も堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国市場が休場となり、為替も若干円高ながらも落ち着いていたことなどから手掛かり難の中、前日の終値水準で小動きの始まりとなりました。ただ、目先的な過熱感に加え、政局の混乱や円高傾向を嫌気する動きから後場に下げ幅を広げ軟調となりました。外国人は引き続き買い越しと伝えられたのですが、買い越し幅が縮小したこともあり、新たな買い手が現れない中で利益確定売りや見切り売りに押されました。

 米国市場が大幅高となったことや為替も落ち着いていることから買い先行となりそうです。ただ、対ユーロなどで円高が止まっていないことや米国株の反発も業績回復を好感することでもなく、特に大きく取り上げて買われることもないものと思います。日経平均はJAL(9205)からJR東海(9022)への入れ替えが決まりましたが、その入れ替えの過程でも若干指数が下振れる可能性もありそうです。目先的に調整となっている銘柄は反発も期待されますが戻りも限定的となりそうで、まだ出遅れ銘柄の水準訂正というような動きが続くものと思います。外国人買いが続いているのであれば多少上値も買ってくるのでしょうが、市場参加者が増えておらず、一気に高値更新とはいかないでしょう。

 節目と見られる10800円水準を割り込んでしまいました。ただ、米国株が大幅高となったことで本日は大いに反発も期待されます。上値目処とすれば10900円台半ばから11000円を意識する水準と言うことになるのでしょうが、為替の戻りも鈍くまだ上値も限定され、10900円に近づくところでは上値も重くなるものと思います。12月までの業績動向が見えて上振れ期待が高まるまでは上値を積極的に買い上がり難く、米国市場動向や為替動向に振らされながらの動きが続くのではないかと思います。

本日の注目点

◇12月と09年の全国コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会)

◇11月の第3次産業活動指数(経産省)

◇12月の米卸売物価指数

◇12月の米住宅着工件数

◇決算・12月期:ミルボン(4919)

◇決算・4−12月期:日本高純度化学(4973)

◇決算・10−12月期:米バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、スターバックス、イーベイ、オランダ・ASML、台湾・南亜科技、印ウィプロ、JSWスチール

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