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日経平均 | 10764.90円 | ▼90.18円 |
売買高 | 22億8081万株 | − |
日経平均先物 | 10760円 | ▼80円 |
売買代金 | 1兆2537億円 | − |
TOPIX | 949.76 | ▼7.79 |
値上がり銘柄 | 682銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 422.91 | ▼3.26 |
値下がり銘柄 | 845銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1193.26円 | △0.63円 |
変わらず | 154銘柄 | − |
騰落レシオ | 117.24% | △2.74% |
政局の混乱や円高、目先的な過熱感から売り急ぐ場面も見られ軟調
米国市場が休場となり手掛かり難の中で為替などの落ち着きもあり前日の終値水準で寄り付いた後も指数は小動きとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も引き続き買い越しと伝えられたのですが買い越し幅が縮小して買い手掛かりとはならず、出遅れ感が強いディフェンシブ銘柄や個別に材料の出た銘柄などが物色され、ここまで相場を牽引して来たようなハイテク銘柄などの輸出株などが目先的な過熱感もあって売られ指数は小動きとなりました。
後場は円高に振れたこともあって寄り付きから売り物がちで始まり、戻りは鈍く、戻りの鈍さを嫌気する売りに押されて一段安となりました。銀行株など主力銘柄に見切り売りに押されて大幅安となるものも見られ、前場は出遅れ感などから堅調となっていたような内需関連銘柄も値を消すものが多くなり、医薬品株や食品株などのディフェンシブ銘柄も消去法的に買われていたものが手仕舞い売りに押され指数を下押す要因となりました。過熱感が強いハイテク銘柄などの先駆した銘柄は下げがきつくなるものも見られ、最後は見切り売りも嵩んで軟調、安値圏での引けとなりました。
小型銘柄も軟調となりました。昨日堅調であったものが早くも売られるなど幕間つなぎとしてあっさりと見切られて軟調となるものもあったのですが底堅さも見られ、東証マザーズ指数は軟調、日経ジャスダック平均小幅高となりました。先物も前場は大きな動きはなかったのですが、後場に入ると散発的ではあるのですが、まとまった売りも見られ、指数を下押す要因の一つとなっていました。目先的な過熱感が強いこともあってヘッジ売りなども出ていたものと思います。
目先的な過熱感からの手仕舞い売りに始まり、銀行株やハイテク銘柄などの下げがきつくなり軟調となりました。指数の動きが昨年と同じ様な雰囲気になっており、今後も外国人買いや新たな買い手が出てこないと調整感が強まるのではないかと思います。企業業績は昨年とは大違いで、昨年は「何処まで悪化するのか」が注目される中での戻り相場でしたが、今年は「何処まで回復するのか」を注目する相場となっており、センチメントの悪化も今後の日米の個別企業の決算発表や経済指標の好転などでがらりと変わる可能性もありそうです。逆にまだまだ慎重な見方が多く、経済指標なども好転が遅れるようであれば、昨年同様に持高調整の売りなどに押されることになるのでしょう。
大きな陰線となったことで先週末の終値が目先的に高値となった可能性が強まりました。転換線にサポートされている感もあるのですが、まだRSIやストキャスティックスは高値水準にあり、基準線や移動平均線からの乖離も大きく調整となるかもしれません。基準線が上昇してくるところで基準線水準までの調整となる可能性が高そうで、RSIやストキャスティックスが落ち着くまでは少なくとも上値の重い展開が続くのではないかと思います。
大きな陰線となったことで「三川」の売りのパターンとなりました。RSIやストキャスティックスも高値圏からの調整となるものと思われ、過熱感を冷ますように値幅か日柄での調整となるものと思います。転換線にサポートされるのかもしれませんが、RSIやストキャスティックスが落ち着くまでは上値の重い展開が続くものと思われ、高値更新となるにはもう少し時間がかかるのではないかと思います。
基準線にサポートされて底堅いのですが、RSIに下値余地もあり、まだ下値を確認できない状況です。遅行線も狭い雲の中での動きであり、ストキャスティックスは底値圏になったのですが、RSIは下げ足りず、もう少し、遅行線が日々線に絡むところまで動きはないのかもしれません。
出遅れ感が強い銘柄は堅調
2010年3月期の連結営業利益が前期比62%増程度に拡大する見通しと報じられ好感する買いが入り堅調となりました。連結PER(株価収益率)などから見ても割安感が強く、買いが入りました。
2010年11月期に営業最高益の更新が期待されるとして大手証券が投資判断を引き上げたことから買われ、大幅高となりました。出遅れ感が強いディフェンシブ銘柄として見直し買いも入ったものと思います。
昨日の引け後に自社株買いを発表、株式需給が引き締まることを好感する買いが入り大幅高となりました。手掛かり材料に乏しい中で分かりやすい材料ということで目先筋の買いも集まり大幅高となったのでしょう。
2009年10−12月期の連結営業損益の赤字幅が大幅に縮小した模様と新聞で報じられ、赤字半減を素直に好感する買いが入り買い先行となりました。ただ、円高が進んだことや高値圏にあることから利益確定売りも嵩んで軟調となりました。
環境関連などを中心とした社会インフラなどへの「選択と集中」戦略を評価して大手証券が投資判断と目標株価を引き上げたことから買いが入り、ハイテク銘柄などが軟調となる中で堅調となりました。
18日に鋼材全品種の一般流通向けの2月契約価格を5カ月ぶりに引き上げると発表されたが、買い材料として反応せず軟調となりました。原料の鉄スクラップ価格の上昇を受けたものだけに業績上振れ期待には乏しく、逆に見切り売りに押されました。
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