45.9%が「高卒までに喫煙」――20代喫煙者の実態

» 2010年01月19日 09時15分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたは最初にタバコを吸ったのはいつですか? 20代の喫煙者に聞いたところ「高校生のとき」(25.8%)が最も多く、次いで「中学生のとき」(16.1%)、「小学生のとき」(4.0%)と、高校卒業までにタバコを吸い始めたという人は45.9%に達していることが、ファイザーの調査で分かった。

 タバコを吸い始めたきっかけを聞いたところ「友達に勧められた」(50.9%)がトップ。このほか「ストレス解消になると思った」(30.2%)、「かっこいいと思った」(23.5%)と続いた。

タバコを吸い始めたきっかけ(出典:ファイザー)

 タバコを吸う異性について、どのように考えている人が多いのだろうか。男性の51.8%、女性の16.8%は「好ましくない」と回答。また「タバコを吸わない人を結婚相手に選ぶ」と答えた男性は62.2%だったのに対し、女性は30.8%と男女間で差が見られた。

禁煙しようと思うきっかけ

 どのようなきっかけがあったら、「禁煙しよう」と考える人が多いのだろうか。「タバコの価格が上がったら」(54.5%)と回答した人が最も多く、「タバコ税の引き上げが、禁煙を促す最も有効な方法であることを示唆している」(ファイザー)。次いで「子どもを妊娠したら(妻・恋人が妊娠したら)」(47.9%)、「健康を損ねたら」(41.4%)という結果に。

どのようなきっかけがあったら、禁煙しようと思いますか? (出典:ファイザー)

 またタバコの価格がいくらになれば、禁煙しようと思いますか、と聞いたところ「400円ほど」が12.8%、「500円ほど」が34.2%、「600円〜1000円ほど」が35.1%。「タバコの価格が一箱500円になれば約半数が、1000円になれば8割以上が、禁煙を希望することが分かった」(ファイザー)

 インターネットによる調査で、20代の喫煙者1000人が回答した。調査期間は2009年10月2日から10月3日まで。

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