− | − | − |
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日経平均 | 10982.10円 | △74.42円 |
売買高 | 31億0227万株 | − |
日経平均先物 | 10970円 | △80円 |
売買代金 | 1兆8374億円 | − |
TOPIX | 966.40 | △7.39 |
値上がり銘柄 | 795銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 421.89 | △7.40 |
値下がり銘柄 | 720銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1192.74円 | △2.15円 |
変わらず | 170銘柄 | − |
騰落レシオ | 114.97% | ▼2.81% |
週末の手仕舞い売りをこなして買い戻しが入り堅調な展開
米国市場は堅調、為替も落ち着いていたこともあり、堅調な始まりとなりました。ただ、目先的な過熱感が強いことや週末と言う事で寄り付きの売り買いが一巡した後は手仕舞い売りや持高調整の売りに押される展開となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が本日も買い越しと伝えられ、銀行株などの出遅れ感が強い銘柄が買われたことや注目された米インテルの決算が予想を上回り、半導体関連銘柄を中心にハイテク銘柄が買われて堅調となり、その後は手仕舞いの売り買いが交錯する格好で方向感のない展開となりました。
後場は一段と方向感のない始まりとなりましたが買い戻しが続き堅調となりました。前場は引け際に先物にまとまって売られ、軟調となりましたが後場は前引け水準で寄り付いた後は売り一巡感から戻り歩調となる場面もありました。ただ、週末の手仕舞い売りの動きは続き、上値を押さえられると買い急ぐ動きはなく逆に売りを急ぐこともなく方向感のない展開となりました。引けを意識する時間帯には手仕舞いを急ぐ動きのなかで、手仕舞い売りよりも買戻しが多かったことから堅調な地合いが続きました。心理的な節目である11000円を意識するところでは上値も重くなったのですが、最後の最後まで買い戻しは続き高値引けとなりました。
小型銘柄は出遅れ感から買われるものもありましたが、積極的な買いはそれほど見られませんでした。東証マザーズ指数はインターネット関連などが買われ大幅高となったのですが、日経ジャスダック平均は横ばいとなりました。先物は前場は引け意識する時間帯からまとまった売りが散発的に見られて指数を下押し、逆に後場は引けを意識する時間帯からまとまった買戻しが見られて指数を押し上げました。
引き続き景況感や相場の方向感を持っての売買と言うよりは外国人の売買でも比較的短期の持高調整のような動きが続いているような感じです。このタイミングで銀行株が大きく買われる理由も特に考え難いのですが、出遅れ感などを理由に買戻しが入ったものと思われます。ハイテク銘柄が買われるなかでも京セラ(6971)などが軟調となっているところなどを見ると持高調整の動きが中心であり、手仕舞いの売り買いで高安が決まっているということなのでしょう。来週も持高調整の買い戻しなどが続くのかどうかで相場の方向が決まってしまうのかもしれません。
RSIもストキャスティックスも高値圏にあり、過熱感が強いのですが、「毛抜き天井(ダブルトップ)」とならずに心理的な節目と見られる11000円水準まで一気に上昇となりました。本日のローソク足も引けが堅調となったことで形は良くなりましたが、週明けに軟調な始まりとなる、あるいは大きめの陰線となるようであれば本日の引け値が当面の高値となる可能性もあります。ただ、週明けも堅調な始まりとなり、陽線となるようであれば、堅調な地合いがしばらく続くことになりそうです。
8月高値を窺うような水準まで上昇となりました。RSIもストキャスティックスも高値圏にあり、移動平均線や基準線との乖離も大きく目先的な過熱感は否めず、そろそろ上値も重くなって来るものと思います。高値圏で下ヒゲの出ている小さな形のローソク足となり、週明けに安く寄り付くか、大き目の陰線をつけるといったん天井となる可能性もあります。
引き続き基準線を意識して底堅い展開が続いています。ストキャスティックスは順調な調整となった底値圏まで下落、RSIはまだ下げ足りないのですが下落となっており、引き続き底堅いながらも上値の重い展開が続き、RSIが底値圏まで下がれば、あるいは遅行線が日々線に絡むようなことがあれば、買い直されるのでしょう。
出遅れ銘柄を物色する動きで銀行株が高い
米インテルの決算が予想を上回ったことでハイテク銘柄に買いが入ったことに加え、積層コンデンサーの需給が好転、収益改善期待から外資系証券が投資評価と目標株価を引き上げたことから、買いが入り大幅高となりました。
2010年3月期の連結営業損益が前期比1割強減少、従来予想の3割減よりも減益幅が縮小しそうだと新聞で報じられたことから、利益確定売りに押されるものが多い中で堅調となりました。
両社や川崎汽船(9107)など海運株が軟調となりました。ここまでの急騰の反動に加え、国土交通省が燃料代に環境税のような課金を設ける新制度を提案すると新聞で報じられたことも売り要因となったものと思います。
昨日大幅高となった反動や前日の引け後に発表された決算で2009年6−11月期の連結最終損益が赤字となり、軟調となりましたが、既に業績修正を発表していたことから売り急ぐこともなく下げ幅も限定的となりました。
米国市場でディフェンシブ銘柄を物色する動きが出ていたことに加え、米化粧品会社を買収すると発表したことなどから買いが入り大幅高となりました。相場全体に過熱感が強いなかで、買い手掛かりを探す中で分かりやすい材料ということで素直な反応となったものと思います。
「中国関連銘柄」と位置づけられるなかで中国での金融引き締めなどを懸念する動きと、高値を確認したとの見方から外資系証券が投資判断を引き下げたことから、売りが嵩み軟調となりました。
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