矢野経済研究所は1月13日、「玩具市場に関する調査結果」を発表、2008年度の国内玩具市場は前年度比8.8%減の8362億円となったことが分かった。玩具市場の約60%を占めるテレビゲーム市場が、「据置型次世代ゲーム機の需要一巡やそれに伴うソフト販売量の減少により」(同研究所)、前年度比13.7%減の5108億円と大幅に縮小したことが影響した。
矢野経済研究所では2009年度も前年度比4.4%減の7992億円と低迷を予想しているが、「2010年度以降は子ども手当ての支給による需要増が、未知数ではあるものの期待される」とコメントしている。
分野別に見ると、2008年度の男児玩具市場は前年度比10.9%増の983億円だった。トレーディングカードゲームが前年度比31.0%増の393億円と大幅に伸びたことが影響した。
一方で、ぬいぐるみ市場は前年度比13.1%減の153億円、模型・ホビー市場は5.1%減の470億円とテレビゲーム市場同様に縮小している。
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