東京都民が選ぶ、住んでみたい街はココ

» 2010年01月14日 15時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 現在東京都に住んでいる人は、都内のどこに住んでみたいと考えているのだろうか。あなたが住んでみたいと思う街はどこですか、と聞いたところ3年連続で「吉祥寺」「自由が丘」「恵比寿」がトップ3にランクインしていることが、ネクストの調査で分かった。このほか4位は「下北沢」、5位は「中野」だった。

 「吉祥寺」と答えた人に、その理由を聞いたところ「オシャレで、交通に関しても便利。お店がいっぱいあるから便利」(男性22歳)、「駅前にはデパートと商店街が混在していて便利。都心にも近い」(男性30歳)など、都心への交通便や商業施設の充実を挙げる人が目立った。また「自由が丘」と答え人は街全体に漂うオシャレな雰囲気を挙げる人が多く、中でも東京23区に在住している女性を中心に人気を集めた。「恵比寿」については、交通の利便性と飲食店の充実に憧れる人が多いようだ。吉祥寺や自由が丘と違って、ビジネス街へのアクセスの良さから男性の人気が高く、30代のビジネスパーソンを中心に人気を集めた。

住んでみたいランキング(6〜20位まで、出典:ネクスト)

「住みたい理由」から見えてくる志向

 住みたい街をエリア別に見てみると、どのような特徴があるのだろうか。ネクストでは5つのタイプに分類。(1)にぎやかな街志向(吉祥寺、中野、下北沢など)、(2)オシャレ・グルメ志向(恵比寿、自由が丘、中目黒など)、(3)セレブ・高級住宅地志向(成城学園、田園調布など)、(4)生活重視志向(府中など)、(5)歴史・下町志向(浅草など)としている。

「住みたい街」の選択理由関連性マップ(出典:ネクスト)

 男女・年代別で見てみると、女性の住みたい志向は20〜30代を中心に「おしゃれ・グルメ」「にぎやかな街」に偏る傾向がうかがえた。男性の30代は「人情・下町」に憧れる傾向があり、40代は「生活重視」、50代以上は「セレブ・高級住宅地」と、年代による違いが見られた。

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