年収別に見た、ビジネスパーソンの朝食事情

[土肥義則，Business Media 誠]

　あなたは朝ごはんを食べていますか？　大学生に聞いたところ、65.3％の人が「ほぼ毎日（週に4〜5日）」朝食を食べていることが、東北大学の調査で分かった。「ほとんど食べない」と答えた人は13.8％で、「きちんとした朝ごはんとは言えないまでも、大学生の多くは朝ごはんを食べていることが分かった」（東北大学）

　朝食習慣別に大学の偏差値を見てみると、偏差値65以上で「ほぼ毎日食べている」という人は29.1％、「毎日は食べない」は19.3％。一方、偏差値44以下で「ほぼ毎日食べている」は21.8％、「毎日は食べない」が29.5％だった。「朝ごはんを食べ続けているだけで大学に合格するわけではないが、朝ごはんを毎日食べる習慣を見につけることが、受験に勝つ第一歩へつながっているようだ」（東北大学）としている。

ビジネスパーソンの8割は「朝ごはんを食べている」

　いわゆる“アラフォー世代（35〜44歳）”のビジネスパーソンは、朝ごはんを食べているのだろうか。仕事のある平日に朝ごはんを「ほぼ毎日（週4〜5日）」食べているという人は77.8％で、大学生（65.3％）より多かった。年収別に見てみると、年収700万円以上の人の8割（81.5％）は「ほぼ毎日」朝ごはんを食べているが、500万円未満では「ほとんど食べない」割合が増えるという結果に。また「第一志望の道に進んでいる」というビジネスパーソン（149人）では、84.6％が「ほぼ毎日」食べており、「ほとんど食べていない」は8.1％にとどまった。

　ビジネスパーソンの平日の生活リズムを聞いたところ、69.2％は「規則正しい」生活を送っていると回答。朝ごはんを平日のほぼ毎日食べているという人の77.7％、第一志望の道に進んでいるという74.5％は「規則正しい」生活を送っているようだ。

　インターネットによる調査で、全国の大学生400人と35〜44歳のビジネスパーソン500人が回答した。調査期間は11月14日から11月16日まで。