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» 2010年01月08日 16時05分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:出遅れ銘柄への買戻しも続き、円安を好感して3連休前にもかかわらず大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10798.32円 △116.66円
売買高 26億3017万株
日経平均先物 10810円 △110円
売買代金 1兆9060億円
TOPIX 941.29 △9.44
値上がり銘柄 1107銘柄
東証マザーズ指数 405.96 △3.33
値下がり銘柄 442銘柄
日経ジャスダック平均 1182.96円 △4.84円
変わらず 132銘柄
騰落レシオ 116.70% ▼3.45%

日経平均

出遅れ銘柄への買戻しも続き、円安を好感して3連休前にもかかわらず大幅高

 円安が進んだことや米国市場が底堅いことから買い先行となりました。昨日まで買い戻しが入って堅調となっていた銀行株や商品市況の上昇が一服となったことから、非鉄株などが軟調となったのですが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、自動車株やハイテク銘柄などが買われて堅調となりました。オプションSQ(特別清算指数)算出もほとんど影響はなく、節目と見られる10800円水準では上値も重くなるのですが、一時大幅高となるなど堅調な地合いが続きました。

 後場に入ると上値の重さを嫌気する動きや若干円高になったこと、3連休を控えていることなどから、手仕舞い売りが嵩む場面もあり、一時軟調となりました。それでも円高が大きく進むこともなく、銀行株や海運株などへの買戻しは続いて底堅く、出遅れ銘柄への買戻しを中心に堅調な展開となって切り返し、連日の昨年来高値更新となりました。最後まで、出遅れ感が強い銘柄、内需銘柄を中心に買い戻しが続き、上値を買い上がる動きはなかったのですが、指数に目先的な過熱感が強い中で3連休を控えた週末、と言う割りには底堅い堅調な展開、最後は買いが入って大幅高となりました。

 小型銘柄も堅調なものが目立ちました。主力銘柄の上値が重くなる中で相対的な出遅れ感もあり、値動きのいい銘柄には目先筋の買いも入ったようです。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物は散発的に手仕舞いと見られるまとまった売り買いは見られたのですが、一方向に追随するような動きはほとんどなく、散発的に指数を押し上げたり、押し下げたりすることはありましたが、大きく方向感を出すような動きはありませんでした。

 印象とすれば、「意外に強い」と印象でした。後場に入ってから一時軟調となったところから売り急ぐ動きも出るかと思われましたが踏みとどまったところを見るとまだ、買戻しの動きが続いていたのかもしれません。腰の据わった買いというよりは持高調整の買戻しと見てもいいものと思われ、週末の米雇用統計などを見て連休明けから再び持高を増やすことになるのかもしれません。引き続き円安であれば輸出株が買われ、円安一服となれば、出遅れ銘柄を物色する動きになるのでしょうが、米国市場や為替に大きな変化がなければ、週明けの相場も上値も限定的で逆に底堅さも見られるような方向感のない展開が続くものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 RSIやストキャスティックスも高値圏にあり、過熱感も強いのですが高値更新となりました。まだ「10800円水準」と言うもみ合いの範囲内であり、もう一段上昇してもいったんは上値の重さを確認するような動きになるのではないかと思います。移動平均線や基準線との乖離も大きく、一旦押し目を確認する動きとなるのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 寄り付きから堅調で懸念された「三川」となることは免れました。ただ、引き続き過熱感が強いことや本日の相場で下ヒゲの長い形となり、「首吊り足」と言う高値を示す形とも考えられます。連休明けに買い戻し一巡感から軟調な始まりとなるといったん調整となるのかもしれません。

円相場

NYダウ

 RSIもストキャスティックスもまだ下げ足りないのですが高値更新となりました。遅行線が雲にさぽーとされて、日々線も節目と見られる92円水準でのサポートを確認した格好となりました。それでもまだRSIもストキャスティックスも調整を示唆しており、高値圏でのもみ合いとなるのか、再び押し目を確認することになるのか、いずれにてしてもいったんは上値が重くなるものと思います。

銘柄ピックアップ

出遅れ銘柄物色も買い戻し一巡感から一服

エルピーダ(6665) 1746 △71

 5日続伸、一時大幅高となるなど連日の高値更新となりました。本日付の新聞で2010年3月期に営業損益が3年ぶりに黒字に浮上しそうだと報じられたことを好感、改めて収益改善を期待する買いが入り大幅高となりました。

豊通商(8015) 1442 △22

 政府系機関とベトナムで希土類(レアアース)の新鉱床の権益を獲得すると新聞で報じられ、収益拡大期待から買いが入り堅調となりました。

日 通(9062) 412 △14

 2009年4−12月期の連結営業利益の減益幅が減少したと新聞で報じられ、業績が改善傾向にあることが好感され、出遅れ感が強いこともあって大幅高となりました。

三井物(8031) 1415 △19

 原油価格など商品市況が海外で上げ一服となったことから冴えない展開となる商社株が見られる中で、メキシコで下水処理事業に参入すると新聞で報じられ、世界的な成長が期待出来る水ビジネスに参入することを素直に好感して買われ、堅調となりました。

イオン(8267) 848 △52

 買い気配で始まり大幅高となりました。昨日の引け後に発表された2009年3−11月期の連結決算が予想されたよりも赤字幅が少なかったことやコスト削減を評価する動きから買いが入り大幅高となりました。

有沢製(5208) 560 △80

 台湾のパソコンメーカーから3次元(3D)映像が見られる特殊フィルターを受注。大型受注となったことや他の国内外のメーカー数社からの引き合いがあると新聞で報じられたことが好感され、収益拡大期待から買いが入りストップ高となりました。

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