2009年の新車販売台数 トップはトヨタ自動車「プリウス」

» 2010年01月08日 11時34分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 日本自動車販売協会連合会は1月8日、12月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップはトヨタ自動車の「プリウス」で販売台数は前年同月比273.6%増の2万2594台と、5月18日の新型発売以来8カ月連続のトップとなった。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のスズキ「ワゴンR」(1万812台)の倍以上の販売台数となっている。ハイブリッド車としてプリウスと並んで注目を集めている本田技研工業(ホンダ)の「インサイト」の販売台数も1万1967台と、3カ月ぶりに1万台の大台を超えた。

 2009年の新車販売ランキングを見ると、トップは「プリウス」で20万8876台。2位のホンダ「フィット」(15万7324台)や3位のトヨタ自動車「ヴィッツ」(11万7655台)に大差をつけた。

12月の新車乗用車販売台数ランキング(左)と2009年の新車乗用車販売台数ランキング(右、輸入車および軽自動車を除く、出典:日本自動車販売協会連合会)

 12月の新車販売台数は、前年同月比36.5%増の25万474台。リーマンショック前の一昨年同月の水準(23万6142台)も大幅に上回っており、前年同月比では5カ月連続でプラスとなった。メーカー別に見ると、フィットやインサイトの販売が好調なホンダが前年同月比78.2%増と大きく伸ばしているほか、トヨタ自動車が同55.6%増、日産自動車が同15.9%増、三菱自動車が同15.5%増となっている。

 2009年の新車販売台数を見ると、トヨタ自動車が前年比6.2%減の136万4507台、日産自動車が同12.7%減の46万4705台と苦戦する中、ホンダが同9.7%増の46万1738台と健闘している。

12月の新車販売台数(登録車、出典:日本自動車販売協会連合会)

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