速報
» 2010年01月05日 08時51分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:年末の大幅下落の反動に加え、超低金利継続と景況感の改善を受けて大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10583.96△155.91

<NASDAQ>2308.42△39.27

<為替:NY終値>92.52-92.58

年末の大幅下落の反動に加え、超低金利継続と景況感の改善を受けて大幅高

 年末の大幅下落の反動やバーナンキFRB(連邦準備理事会)議長の超低金利継続発言、投資判断の引き上げなどが相次いだことを受けて買い先行、大幅高の始まりとなりました。その後12月のISM(サプライマネジメント協会)製造業景況感指数が予想を上回ったことから、景気回復を期待させるものとされて、一段高となりました。低金利継続期待から商品市況も堅調となり、素材株などの買いに繋がり、投資判断の引き上げや景気回復期待からハイテク銘柄なども買われ、ほぼ全面高となりました。

 引き続き地合いは強含みと言う中で改めて超低金利継続が示され、同時に景気回復を示す指標も見られたことから、大幅高となりました。個人消費や雇用に力強い指標が見られたわけでもないのですが、新興国の景気回復が鮮明になり、世界的な景気回復が見られるなかで、米国景気の回復期待が強まったことに加え、FRBに対する信頼も強まりリスク許容度が増しているということなのでしょう。雇用や個人消費の回復の鈍さが示されない限り、堅調な地合いが続くものと思います。

 個別には投資判断の引き上げのあったインテルやJPモルガン・チェース、ボーイングなどが大幅高、バンク・オブ・アメリカやアルコアも大幅高とないました。原油価格や金価格が上昇したことを受けてシェブロン、エクソン・モービルといった石油株、ニューモント・マイニング、パブリック・ゴールドといった金鉱株も高く、景気回復期待からキャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)も堅調となりました。ウォルマートは高いのですがホームデポは軟調と個人消費関連銘柄はまちまちとなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は閑散相場となりましたが、日経平均は昨年8月の引け値ベースの高値を更新するなど大幅高となりました。為替が円安となったことや年末のヘッジ売りの買戻しもあって買いが入り、売り急ぐ向きもなく指数が押し上げられたものと思います。引き続き堅調な展開も続くのでしょうが、目先的な過熱感も見られ、いったんはザラ場(取引時間中)の高値更新となると達成感から上値も重くなるのではないかと思います。

 米国株が大幅高となったことから買い先行となりそうです。為替も対米ドルでは円高となりましたが、ユーロなどに対しては円安となり、比較的落ち着いた展開となって特に足を大きく引っ張るような水準でもなく、米国景気の回復期待から堅調な相場が期待されます。商品市況なども「過剰流動性」=リスクマネーの増大から上昇しており、商社株や非鉄株などへのメリットも取り沙汰されるものと思います。昨日の大幅高で上値も重くなるのかもしれませんが、売り急がなければならない理由も特になく、出遅れ感が強い銘柄などを買い直す動きとなりそうです。

 日経平均は引け値ベースでは昨年8月高値を抜けて来ました。本日はザラ場ベースでの高値水準である10800円水準を目指す動きとなるものと思います。為替の落ち着きや米国景気の回復期待、低金利継続期待から堅調な展開は期待されるものの、昨日の上昇である程度織り込んでいることやまだ昨年8月水準でのもみ合いから抜け切ったとは言い難いことから、上値も限定的となって来る可能性も高そうです。まだ、10500円から600円水準の底値を固める段階かもしれませんが、取りあえずは利益確定売りや戻り売りをこなして、上値の節目である10800円水準で引けるのかどうかは注目されるところです。

本日の注目点

◇09年12月のマネタリーベース(日銀)

◇09年12月の国内新車販売台数(自販連)

◇09年12月の米新車販売台数

◇09年12月のユーロ圏インフレ率

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集