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日経平均 | 10654.79円 | △108.35円 |
売買高 | 12億9096万株 | − |
日経平均先物 | 10640円 | △100円 |
売買代金 | 7080億円 | − |
TOPIX | 915.75 | △8.16 |
値上がり銘柄 | 1114銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 418.91 | △2.69 |
値下がり銘柄 | 434銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1180.20円 | △3.33円 |
変わらず | 137銘柄 | − |
騰落レシオ | 115.31% | △3.19% |
年末の下落の反動や円安を好感して買われ、昨年8月高値(引け値ベース)を更新
年末の米国市場は大幅下落となりましたが、為替が円安となったことや年末の相場で既に軟調となっていたことから、買い先行となりました。円安一服となると上値を押さえられる場面もあり、腰の据わった買いも入らず買い戻しが中心となっていたのですが、売り急ぐ動きはほとんど見られず堅調な地合いが続きました。ハイテク銘柄など輸出関連銘柄だけではなく電力株や食品株などのディフェンシブ銘柄が買われるなど市場全体の出遅れ感から買われる面もあったものと思います。
後場は前場以上に市場参加者が少ない感じで、上値の重い展開となりました。買い戻し一巡感から上げ幅を縮小する場面もありましたが、積極的な買い手がいないだけではなく、売り手もおらず、超低金利=金融緩和継続、からの円安を期待する動きもあり、堅調な展開が続きました。朝方から「スマートグリッド関連銘柄」が物色される動きもあり、今年のテーマを探しながら物色する展開となりました。売り手が少ないなかで最後まで堅調な地合いが続き、昨年8月の引け値ベースでの高値を抜けて引けました。
小型銘柄も堅調なものが多かったのですが、主力銘柄が買い戻しも交えて買いが入ったのに対し、買戻しが少なく東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均などは堅調ですが、上値も限定的となっていました。先物もまとまった売り買いは散発的に見られるだけで大きく方向感を出すような、追随する動きはありませんでした。あくまでも目先筋が中心となっている格好で、底割れ懸念はないものの先高に対する確信が持てるような相場でもないようです。
日経平均は昨年来高値を更新となりましたが、売買高も少なく、盛り上がりに欠ける展開のなかでの更新となりました。売り急ぐ動きがないだけで、先高期待から買いが入っているという感じでもありません。先日来述べているようにまだ10600円台で引けているうちは昨年8月の高値圏のもみ合いを放れたとは言い難く、買い方の回転が効いて次の相場を模索するということでもなさそうです。もう少し10500円から600円あたりでの底堅さを確認してから、「次」の展開となって来るのでしょう。
引け値ベースで高値更新となりましたが、昨年末の値幅の中での動きで「孕み足」となりました。「孕みは放れにつけ」ということで、昨年末の高値を抜けるか、安値を割り込むかで方向が決まり、また、昨年の高値圏でのもみ合い、上値を押さえられていると見た方がいいのでしょう。RSIには上昇余地もあるのですが、高値圏にあり、ストキャスティックスも高値圏からの調整を示唆しており、日柄の調整が必要として上値の重い展開が続くものと思います。
昨年末の値幅の範囲内での動き、「はらみ足」となりました。「孕みは放れにつけ」ということで昨年末の高値と安値のどちらを抜けるかで今後の相場の方向が決まりそうです。RSIには上値余地があるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、底堅いながらも上値の重い展開、日柄の整理が必要ということなのでしょう。
節目と見られる1ドル=92円の水準を抜けて来ました。RSIもストキャスティックスも高値圏にあるので過熱感も強く、いったんは抜けた節目での底堅さを確認しながら日柄整理となるものと思います。遅行線が日々線の底と「天−底」一致でいったん、高値をつけたかもしれません。
円安に反応する動きと買戻しが主体
為替が円安となり、仕入れコストの増加懸念から軟調となりました。円高メリット銘柄の代表格とされて注目されていただけに円高傾向が逆転したことで、売りが優勢となりました。
年末の反動高に加え、風力発電機製造に参入すると新聞で報じられたことから、今年のテーマの一つとされている環境関連銘柄として取り上げられて買いが入り大幅高となりました。
電力各社が「スマートグリッド」構築に向けた大型投資に乗り出すと正月休み中の新聞で報じられたことから電力メーターで国内シェアトップの同社は収益拡大期待から買われ大幅高となりました。
特に材料があったわけでもないのですが、売られ過ぎの反動に加え、年末・年始商戦に対する期待もあって買いが入り、一時大幅高となるなど終始堅調な展開となりました。
引き続き増資懸念が根強く、物色対象外と言うことで買戻しも限定的となって軟調となりました。景気回復が確認されず、まだ紆余曲折がありそうだということで銀行株は積極的に買いにくいようです。
年末の下落の反動や円安を好感して買い先行となりました。中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)が前月比で上昇したことから中国に強いことから好感する買いもあったものと思います。
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