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» 2009年12月29日 08時50分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:好調なクリスマス商戦を好感して堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10547.08△26.98

<NASDAQ>2291.08△5.39

<為替:NY終値>91.62-91.68

好調なクリスマス商戦を好感して堅調

 クリスマス休暇前のヘッジ売りの買い戻しや商品市況が堅調なことから底堅い堅調な始まりとなりました。感謝祭からクリスマス前日までの小売売上高が好調であったとのレポートが伝えられて、ダウ平均も今年の最高値を更新しての推移が続きましたが、特に決定的な買い材料があったわけでもなく、買戻し一巡後は利益確定売りに押される場面もありました。景気回復が確信に近づき売り急ぐような動きにはなりませんでしたが、堅調ながらも上値の重い展開となりました。

 クリスマス商戦も堅調と伝えられたことで、買い安心感も出ているようです。少なくとも底割れ懸念はなくなって来たようですが、今後雇用や個人消費の回復を示す具体的な数字が見られれば「出口戦略」が取り沙汰されることにもなり、一旦どこかで調整となる場面もあるものと思います。この日も住宅公社に対する公的資金の注入枠撤廃の話が出るなどまだまだ「リハビリ」が必要なようで、「出口戦略」は早いような気もしますが、商品市況の上昇などからインフレ懸念もあることから、「出口戦略」が話題にならざるを得ないのでしょう。

 個別には財務省がファニーメイ(連邦住宅抵当公社)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に対する公的資金の注入枠を今後3年間撤廃すると発表し、両社は大幅高となりました。クリスマス商戦が好調と伝えられてメーシーズやJCペニー、ノードストロームが高く、ベスト・バイやギャップなど小売株が軒並み堅調となりました。商品市況が堅調なことから、シェブロンやエクソン・モービルは高かったのですが、ニューモント・マイニングは利益確定売りに押されて軟調となりました。金融株やハイテク銘柄は総じて堅調ながらも利益確定売りに押されるものもあり、まちまちとなりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は特に材料が出たわけでもないのですが、「鬼の居ぬ間に・・・」ということで大幅高となりました。引け値ベースの年初来高値更新には今一歩及びませんでしたが、8月のもみ合い水準の上限水準まであっさりと戻ったこととなりました。目先的な過熱感が出ているのですが、持高調整の売りなどが終わったと見られることから、「掉尾の一振」や年末年始の株高に期待する動きもあるようです。

 クリスマス休暇明けの米国市場が買戻しなどもあって堅調なことや為替が円安に振れたことなどから、堅調な展開が期待されます。ただ、節目と見られる8月のもみ合い水準にあることやある程度米国株高を織り込んで先に買われていた面もあり、上値も重くなって来るかもしれません。年末年始の株高に期待する動きと目先的な過熱感から利益確定売りを急ぐ動きも見られると思われ、底堅いながらも上値の重い展開となりそうです。商品市況などが好調なことから商社株や非鉄株なども買い直されるのでしょうし、ハイテク銘柄などの輸出関連銘柄も利益確定売りに押されながらも底堅い・堅調な展開となりそうです。内需株は買い戻し一巡感が出るのかどうかが注目されます。

 日経平均は引け値ベースでは年初来高値圏にあり、年末年始の株高期待から今日にでも抜けて来そうですが、まだ8月の高値圏でのもみ合いを抜けたと見るのは早いのではないかと思います。円高懸念が薄れていることから、底堅い展開が続くものと思われ、いったんは10500円から600円での底堅さを確認し、さらに上値を試すことになるのか、従来から述べているように10500円から600円水準、少し余裕を見て10700円台までで上値を押さえられてしまうのか、ここが正念場ということでしょう。あっさりと10700円台で引けるようであれば、今度は10500円から600円水準を下値のサポートとして固める動きとなるのでしょう。

本日の注目点

◇10月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数

◇12月の米消費者信頼感指数

◇決算・3−11月期:サークルKサンクス(3337)、ユニー(8270)

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