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» 2009年12月24日 08時51分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:経済指標は強弱まちまちだが商品市況の上昇もあって堅調な展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10466.44△1.51

<NASDAQ>2269.64△16.97

<為替:NY終値>91.65-91.71

経済指標は強弱まちまちだが商品市況の上昇もあって堅調な展開

 日本市場が休日の間の米国市場はクリスマス休暇入りで市場参加者も少ない中で堅調となりました。中古住宅販売が予想を上回り、新築住宅販売は予想を下回る、GDP(国内総生産)の確定値は下方修正となったのですが、消費者信頼感指数は好調となるなど経済指標は強弱入り混じる結果となりましたが、景気が回復過程にあることは示されているということで、売り急ぐ動きはないようです。商品市況も堅調となっており、信用収縮懸念も少なく、堅調な地合いは続いています。

 芳しくない経済指標への反応も限定的となっており、依然として景気回復に対して楽観的な見方が強いようです。楽観的な見方が個人消費などの回復につながるかどうかが今後注目されるところなのでしょうが、商品市況が堅調となっていることや新興国に牽引される格好で、企業業績の回復が鮮明になっており、欧州での信用不安に広がりが見られなければ、引き続き堅調な地合いが続くものと思います。

 個別には22日(米時間)には業績見通しが予想を上回ったジャビル・サーキットが大幅高となり、23日には同様に決算内容が予想を上回ったマイクロン・テクノロジーズが買われるなどハイテク銘柄に好調な決算の発表などに素直に反応して堅調となるものが多り、指数を押し上げました。金先物価格の値動きに反応してニューモント・マイニングが一進一退、住宅指標に反応してトール・ブラザースなど住宅株も一進一退となるなど指標に素直な反応となっていますが、底堅さも見られます。アルコアは格下げ方向で見直しと伝えられましたが、堅調となるなるなど比較的悪材料への反応は限定的となっていました。

本日の相場

日経平均

 休日前の日本市場は円安や米国株高などを好感して大幅高となりました。日経平均は節目と見られた10200円台半ばの水準を一気に抜けるなど底入れ感が強まる展開となり、買い戻しを急ぐ動きもあって最後は高値引けとなるなど、堅調な地合いとなりました。持高調整の売りも終わり、政策も好悪はともかくとして進展が見られたことからセンチメントにも変化が見られたものと思います。

 日本市場が休日となっている間の米国市場が堅調となったことや為替が一段と円安に振れたことから、輸出株などを中心に堅調な展開が期待されます。自動車販売なども新興国が牽引する格好で回復しており、また先行きに対する警戒感は強いものの半導体なども堅調、日本ではデフレが懸念されるものの世界的に見れば商品価格なども上昇となっており、景気の回復を織り込みそろそろ株価も水準訂正となる可能性も出てきました。ただ、政策面での混乱が続き先行きに対する見通しが立て難いことで上値を押さえられることになるのでしょう。

 節目と見られる10200円台半ばの水準は抜けたものと思われます。今度はその水準を下値のサポートとして確認しながら次の節目と見られる10500円から600円水準を目指すことになりそうです。7月末から9月半ばまでのもみ合いがこの水準であり、再びこの水準でのもみ合いとなる可能性が高いと思います。10月のように上値を押さえられて調整となる場面でも今度は10000円台は確保できると思われ、割り込むことがあっても瞬間的となるのではないかと思います。

本日の注目点

◇白川日銀総裁が講演(東京都内)

◇ジャスダック上場:ヤーマン(6630)

◇11月の米耐久財受注

◇決算・6−11月期:日本化薬(4272)

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