投資判断の引き上げなどに反応、景気回復を織り込む格好で堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月22日 08時48分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

円安を好感する動きに

東  レ(3402) 502 ±0 、 東ゼネ石(5012) 795 ▼2

 東レは東燃ゼネラル石油のリチウムイオン電池向けセパレーターフィルム事業の子会社に出資、折半会社とする。合弁によって国内外の工場増設などを進める。

7&I−HD(3382) 1842 △11

 傘下のセブンイレブンの店舗で住民票の写しなどを発行するサービスを来年2月に始める。店舗の集客力を高めるとともに、手数料収入で店舗の収益性を高める。

富士通(6702) 580 ▼13

 ネットワーク経由で情報システムの機能を利用できる「クラウドコンピューティング」の基盤技術を開発する専門部署を設置した。クラウド型サービスを提供する基盤のハードとソフトを設計し、品質や性能を確かめる。

JFEHD(5411) 3450 ▼70

 休止中の高炉2基のうち1基を来年2月中旬に再稼動させる。鋼材需要の大幅減で今年1月に休止したが、中国向け輸出の拡大などで生産が回復、在庫調整も一巡したことで再稼動を決めた。

日産自(7201) 725 ▼1

 新型軽自動車の受注台数が約3週間で月間販売目標の3倍強に達した。エコカー減税の対象であることや燃費性能が評価されたものと思われる。

富士フイルム(4901) 2660 △15 、 大正薬(4535) 1620 △16

 傘下の富山化学工業が開発した新しいインフルエンザ治療薬は人の感染で6割近くという高い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に対して死亡を防ぐ効果が高いことが分かった。新型の豚インフルエンザや季節性インフルエンザへの効果についても、臨床試験の最終段階に入っている。(朝日)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1290万株

買い  1260万株

(金額ベースは買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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