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» 2009年12月21日 16時28分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株高や円安を好感して買い先行で始まるも方向感なく小動き (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10183.47円 △41.42円
売買高 15億6011万株
日経平均先物 10190円 △50円
売買代金 0兆9836億円
TOPIX 891.48 ▼2.11
値上がり銘柄 594銘柄
東証マザーズ指数 414.61 △8.97
値下がり銘柄 947銘柄
日経ジャスダック平均 1155.06円 ▼1.06円
変わらず 140銘柄
騰落レシオ 91.16% ▼0.55%

日経平均

米国株高や円安を好感して買い先行で始まるも方向感なく小動き

 週末の米国市場が堅調となったこと、特にハイテク銘柄が堅調となったことや為替が1ドル=90円台に乗せて円安となったことが好感されて買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡したとは上値の重い展開となりました。クリスマス休暇と言うこともあり、積極的に売り買いを仕掛けるような動きも少なく、好材料に素直な反応となって堅調な地合いは続いたのですが、方向感のない展開となりました。

 後場に入ると一段と動きがなくなりました。昼の間に若干円高方向に振れたこともあり、上値も重くなったのですが、手仕舞い売り、持高調整の売りが一巡となったことなどもあって上値の重さを確認しても売り急ぐようなこともなく、指数は非常に狭い範囲での動きとなり、日経平均は引けを意識する時間帯まで上下20円程度の動きに止まるような状況でした。為替も大きな動きはなく、売り買いの要因とならず、引けには銀行株の大型増資の株が明日から東証株価指数(TOPIX)算出の対象となることへの思惑や持高調整の動きで幅広く売りが出る場面もあり、指数を下押し、最後は売りに押されて小幅高の引けとなりました。

 小型銘柄は主力株の値動きが止まったことなどからインターネット関連株などの値動きの良さを好感して買われるものも散見され、東証マザーズ指数は大幅高となりましたが、二部株指数は小幅高、日経ジャスダック平均は小幅安となりました。先物はまとまった売り買いは朝方こそ見られましたが、その後はほとんど見られず、指数を大きく動かすこともありませんでした。先行きの方向感どころか目先的な方向すら見えないということで、目先筋の売買も少なく、閑散として指数を動かすこともありませんでした。

 昨年の今頃もそうでしたが、それでなくても売り買いの材料に乏しい中で、外国人もクリスマス、年末休暇ということで動き難く、閑散と方向感のない展開となりました。大納会と大発会の半日立会いも今回からなくなり、また、「株を枕に年を越す」とか「掉尾の一振」など言う事が既に「死語」となってはいるのですが、クリスマス休暇で閑散となることは「従来通り」ということのようです。ただ、売り急ぐ動きがなく、好材料に素直に反応していることは相場好転の兆しと見てもいいのかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 雲の上限の水準で小動きとなりました。遅行線が雲のねじれの日柄になったのですが、きっちりとねじれの位置にはあるのですが、動きはありませんでしたが、明日からは日々線も雲の上限が下落している日柄にあたり、動きが出てくるものと思われます。RSIには上値余地はあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、いったん日々線が雲の下落に合わせて下値を試す動jきとなるのかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 雲の中での動きとなりました。RSIは上値余地もあったのですが、調整を示唆しており、ストキャスティックスも高値圏からの調整となっており、雲の中で底堅いのでしょうが、日柄的な調整となるものと思います。

円相場

NYダウ

 遅行線は日々線に押さえられ、日々線は雲に上値を押さえられていますが、ストキャスティックスもRSIも上値余地があることはあり、雲を抜ける可能性もありそうです。抜ければ遅行線が雲の上限に押さえられるまで戻りを試すものと思います。

銘柄ピックアップ

好材料にはしっかりと反応

郵 船(9101) 288 △5

 英豪系資源大手リオ・ティントと鉄鋼原料の長期輸送契約を結んだと新聞で報じられたことが好感されて堅調となりました。円安となったことで、収益改善期待が高まったことも買い要因となったと思われます。

J T(2914) 292600 ▼2900

 増税が懸念されるタバコ税が1本あたり2円、タバコ本体も含めた価格の上昇が1本3円程度と新聞で報じられ、売り先行となったものの増税の幅が影響の少ない水準との見方もあり、一時堅調となる場面もありました。ただ、ディフェンシブ銘柄を敬遠する動きなどもあり、軟調となりました。

西松屋チェ(7545) 813 △64

 大幅高となりました。先週末に発表した2009年3−11月期決算で営業利益が前年同月比6%減と伝えられましたが粗利益率の改善などを評価する動きもあり、また、自己株取得枠を設定したことが需給改善に繋がるとして買いを集めたものと思います。

良品計画(7453) 3380 ▼40

 個人消費の改善の遅れや足元の業績を勘案して、外資系証券が業績予想を引き下げ、投資判断は据え置いたものの目標株価を大きく引き下げたことが嫌気されて売られ、軟調となりました。

空港ビル(9706) 1226 △27

 堅調となりました。大手証券が羽田の国際線旅客数が前年同期比で増加、収益面でも底堅い需要が確認できたとして、投資判断を最上位に据え置き、目標株価を引き上げたことが好感されました。

三菱UFJ(8306) 473 △11

 増資で発行した新株が22日寄り付きから東証株価指数算出に加えられることから、TOPIX連動型の投資信託などが同社株を持高調整のために買い増すとの思惑から買いが入り堅調となりました。

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