有限会社ペーパーカンパニー、株式会社キナックスホールディングスの代表取締役社長。昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。
近頃、街おこしのPRキャラクターと言えば、戦隊モノの「何とかレンジャー」である。なぜ日本には、「何とかレンジャー」がこんなにも出没するのか? 考えてみた……。
さて、どの位の数の戦隊が、日本の47都道府県には存在するのだろうか? 「戦隊な奴ら」に掲載されているローカルヒーロー一覧を大ざっぱに数えてみると……なんと約800戦隊。1都道府県につき平均17戦隊が存在することになる。
参考のために「北海道」の「何とかレンジャー」を一覧から抜粋すると、ほぼ全国平均の合計15戦隊。
「湧別戦隊 産業レンジャー」が、あまりにベタなネーミングなので検索してみた。どうやら地元では、大活躍のようだ。コーンイエロー、ウシブラック、エビレッド、ホタテホワイト、シャケブルーの5人の典型的な戦隊である。分かりやすくて頭が下がる。
続けて、全国的にも有名なローカルヒーローを2つばかり紹介させていただく。そいつは長野県下条村にいる、地域を活性化させる「地域戦隊カッセイカマン」である。
そのストーリーはこうだ……。
長野県の南部、南信州の小さな村「シモジョウムラ」は、長引く構造不況で町も村も暗黒の暗闇に覆われていた。さらに地域の商店や工場、工事現場には奇怪な怪人が出現、景気をさらに悪化させようと悪の作戦をたくらむ。このすべては、不景気により地域を支配しようとする悪の組織「フキョーダ」によるものだった。
フキョーダは、コヨーフアン、キンユーハタン、カカクハカイ、タンカサゲルダ、リストランダ、などのフキョー怪人を操り地域の侵略を企てるが、地域の中に古くから宿る魂「カンコーシゲン」たちが、地域を守る正義のヒーロー「カッセイカマン」として集まった。地域を守ろうとするカッセイカマンの戦いは始まったばかりだ。
ちなみに「カッセイカマン」のフキョーダ対策の必殺の武器は、「センキャクバンライスティック」「ウリアゲバイゾウ・ロッド」「ジギョーカクダイ・ヌンチャク」「チーキシンコウ剣」とある。お見事というしかない。
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