“生分解性”で一風変わった試みをしていたのはオンワードホールディングス。同社は土に埋めると、ファスナーなどの金属部品以外は1年で水とCO2に分解される生分解スーツを展示していた。
オンワードホールディングスが展示していた生分解スーツ
生分解スーツは天然素材で作られているため生分解しても不思議ではないが、同スーツの“キモ”は、生分解したあとに土壌を汚染しないこと。そのために同社は素材への添加物を吟味して、水とCO2以外のものを土壌に残さないようにしたという。このため価格は通常のスーツに比べて少し高くなるが、「消費者の反応にもよるが、半年〜1年後の製品化を目指したい」(オンワードホールディングスのブース担当者)としている。
埋設後163日目の生分解スーツ。素材によって進行具合は異なるが、生分解が進んでいることが分かる
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