好調な経済指標や信用不安の緩和を受けて堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月11日 08時26分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

引き続き新興国関連銘柄に注目

パナソニック(6752) 1226 ▼24 、 三洋電(6764) 176 △17

 パナソニックの三洋電機に対するTOB(株式公開買い付け)が成立した。発行済み株式数の50.19%を保有する筆頭株主になり、連結子会社化する。

オンキヨー(6729) 143 ▼1

 小型パソコンメーカーと組み、小型インターネット端末などを発売する。2画面付きなど用途に合わせた端末で顧客層を広げる。

神戸鋼(5406) 163 ▼1

 中国に溶接材料などの販売会社を設立する。営業権を持つことで、業務を効率化し中国市場での事業拡大を狙う。

サッポロHD(2501) 440 ▼6

 ベトナムでのビール製造・販売事業に進出する。需要の高まる海外市場でシェアの拡大を目指す。

イエローハット(9882) 760 △5

 サウジアラビアに進出する。2006年にサウジアラビアの有力財閥と自動車用品店のフランチャイズ(FC)契約を結んでおり、自動車需要が拡大している中東地域で店舗網を広げる。

三井物(8031) 1214 ▼20

 豪ウラン探査会社から豪州でのウラン探査の参画権を取得、2010年7月末までに権益を取得するかどうか判断する。三井物産は豪州では今回とは別にウラン鉱山の権益を取得済みで、2010年中の商業生産に向け開発している。世界規模で原子力発電所の新設計画が加速しており、燃料分野での競争力を強化する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1880万株

買い  2260万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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