欧州での格下げ、金融不安から軟調となるも値ごろ感からの買いも入り堅調な展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月10日 08時42分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

新興国関連銘柄を物色か

7&I−HD(3382) 1994 ▼16

 中国事業を拡大する。主力のコンビニエンスストアを3年以内に500店以上増やし、スーパー、外食店も出店を加速、2014年度の年間売上高を2008年度の約5倍に引き上げる。

NTTデータ(9613) 272500 ▼1400

 インドで現地企業の買収などを通じ2012年までに5000人の開発要員を確保する。欧米での受注拡大を目指し英語に堪能な人材を安い人件費で確保できるインドを新たな開発拠点とする。

積水ハウス(1928) 778 ▼20 、 三洋電(6764) 159 △8

 リチウムイオン電池を搭載した住宅を共同開発する。戸建住宅のほかマンションへの搭載も検討、省エネ住宅の普及を目指す。積水ハウスが6月以降に受注した戸建住宅のうち、約半数は太陽光発電装置を搭載している。

住友化(4005) 375 ±0

 中国で養鶏用の資料添加物であるアミノ酸を生産する。同添加物を海外で生産するのは初めてで、成長市場での現地生産を通じ、世界シェア2割を目指す。

日 立(6501) 231 ▼5

 関西電力(9503)向けに、揚水式水力発電所で水をくみ上げる速度を自在に変えられる「可変速揚水発電システム」を納入する。工場や一般家庭の需要が高まった際は速度を下げて電力消費を減らす。

オリックス(8591) 6090 ▼240

 バイオ燃料の輸入に乗り出す。マレーシア企業などから、パーム油を搾ったあとに残るヤシの種の殻を調達し、来春以降、日本の電力会社や製紙会社に納入する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2000万株

買い  1750万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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